レミニセンスのレビュー・感想・評価
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ややこしいと言うより行き当たりばったり
令和の作品なのに、2000年代のSF味を感じる。
なんか古臭い映画でした。
過去の記憶を辿りヒントを得るのだけど、
何か都合の良い道具のようにしか写っておらず、
過去でヒントを得、場所移動したら、
そこで何かが起こる、襲われる。
と言う展開が続き行き当たりばったりのように
思えました。
彼女は何者なのか?と言う始まりだったけど、
ラスト近くには、別にどうでもいいやとなってしまった
のが残念。
未来に生きるか、過去に生きるか。
そこに正解はないのでは?
と言うラストは優しかった。
オーマイガー
あなたの戦友よ、いつもタダの人。か。
1人の人をただ愛していただけなのに
殺人犯になってました。
けど、黒幕があの息子だったなんて。
予定外過ぎました、黒幕びっくり。
バーンとな。
まじでハードボイルドって感じでした。
この人は結局最後は過去にいきてしまうんですね。
ずっとそこで生き続けるのです。
仕事のパートナーだった人も娘と再会して、孫とも一緒に入れる世界を選んだのに、彼は過去に生きました。
この映画は絶対に1度で終わらせないほうがいい。
2回目の再生が必要です。
2回見ないともったいないです。
なくしたか、忘れたか。
無くした場合は、なくなったあと。
意外と良かった
レンタルで観ました。
気候変動の影響で海水面が上昇し水没した街、マイアミが舞台のSFサスペンスです。
レミニセンス〈記憶潜入〉を生業とする主人公ニックのもとに、謎めいた美女メイが仕事の依頼に訪れます。
当然のように惹かれ合う2人でしたが、別れも告げずに突然メイが行方をくらまして、そこからストーリーはサスペンスの様相に。
メイを追うニックは膨大な記憶と映像に翻弄され、予測もしなかった悲しい結末に向き合うことになります・・・。
巷ではあまり評価が高くなかったので期待せずに観ましたが、自分的には面白かったです。ストーリーにツッコミどころはあるものの、良作といえるのではないでしょうか。
ヒュー・ジャックマンは顔がアップになると年齢を感じました。
レベッカ・ファーガソンは、どこかで見た女優さんだと思っていたら、数日前に観た「DUNE/砂の惑星」に出ていたのですね。役で印象が全く違いますが、人間の記憶なんていい加減。
一昔前によく見たSF映画
2022年 84本目
女性監督らしい視点
SFかと思いきやラブストーリーかぁ
いずれは記憶にございません…?
クリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランがプロデュースし、その妻リサ・ジョイが初監督。
話も“記憶潜入”のSFサスペンス。
嫌でも『インセプション』の記憶が蘇る。
まあ、まるっきりの劣化パクりではなく、これはこれで別の味気はあったけど…。
世界の大半が水没した近未来。
特殊な装置を使って人の記憶を立体映像として再現させ、追体験させる“記憶潜入(=レミニセンス)”。
そのエージェントであるニック。
ある日、無くした鍵を探したいと現れた美女、メイ。
次第に情熱的に愛し合っていく二人。
が、突然メイは姿を消す…。
ニックは“レミニセンス”で彼女との過去に入り浸り…。
“レミニセンス”は顧客に記憶を追体験させるだけではなく、時には何かしらの事件の調査や手掛かりにもなる。
ある日検察から、瀕死の状態で発見された新興ギャングの男の記憶に潜入し、そのギャングの正体を探る依頼を受ける。
男に“レミニセンス”すると、そこに、メイの姿が…!
彼女は何か関わりがあるのか、巻き込まれたのか、今何処に…?
彼女の行方を必死に追う…。
水没した終末世界感溢れるビジュアルは見もの。殊に“水”を扱った映像やCGは美しくもある。
壮大なSF大作…と思いきや、話の始まりや雰囲気はSFを纏ったフィルム・ノワール。見た目は美しく見える“水の世界”の中に入っていくと、滅び廃れた町や暗い大都会。探偵とハードボイルドの暗黒街のようだ。
話が進んでいくと先述からも分かる通り、消えた愛を探し続ける男の“哀路”とでも言うべきか。
ラブストーリーというより、メロドラマ色の方が濃い。寧ろ、ディストピアSF×フィルム・ノワールよりこちらの方が主軸。
彼女を追い、彼女に関わる人物からも“レミニセンス”し、徐々に分かってきた彼女の姿。
悲劇。決して幸福ではない過去。
危険。周囲をうろつく男たちや組織。
“レミニセンス”していく中で知ってしまった真実。
それは、裏切りか、愛か。
哀愁たっぷりのヒュー・ジャックマンもさることながら、光ったのは二人の女優陣。
レベッカ・ファーガソンの美しさと悲しさを纏った魅力。
ニックを支え、心配するタンディ・ニュートンの好助演。
見る人によってはハッピーエンドでもあり、切なくもあるラスト。いやそれとも、ダメダメ未練たらたら女々しいだけの男の話…?
悲しいメロドラマとして見ればそれなりに悪くなかったが…
SF、フィルム・ノワール、メロドラマ…これらが全て巧みに合わさったら良かったのだが、今一つ巧みとは言えず。やはりどうしてもメロドラマ味が強く出過ぎている。
そうなると、せっかくのフィルム・ノワールのムードが勿体ない。
SFも然り。と言うか、水没した世界にした設定は絶対的に必要だったのか…?
全体的な話も所々面白味あったり、面白味無かったり。
題材や設定はいいのに、あっと驚く斬新さは感じられず、既存感を感じてしまった。
CG面でもそう。『インセプション』のような見た事のない驚異的な映像はあまり期待出来ない。あくまで世界観のみであった。
『インセプション』の劣化パクりではないが、何もかも遠く及ばず。
いずれ私が“レミニセンス”しても、本作の記憶が蘇る事はうっすらぼんやりだろう。
決めるのは自分だ
期待とズレたものを観ちゃった感
ノーランブランドの看板が付いているせいで、人間の記憶の本質を深掘りするような深遠なテーマの、見応えのあるSFを期待したのに、これはいったい....
薄汚い街並み、ならず者が集まるバーに2丁拳銃、スローモーションの銃撃戦。アメリカンクラシックカーが走る街。
ノワール風SF+ファムファタール+ハードボイルド....多くの人が「何だか期待とはズレたものを観ちゃった感」に戸惑ったはず。
半分を過ぎたところでやっと物語が展開し始める。
ブレードランナーを思い起こさせる色調と屋上の追いかけっこ。これも何故か安っぽく見えてしまう。水浸しのマイアミ市街という舞台設定も終わってみると意味不明(?)。
終盤のまとめは頑張ったが、肝心な説明をナレーションで済ませる野暮なやっつけをしており、映画の評価を持ち上げるには至らず。色々詰め込んだけど1つ1つが弱く退屈。
予告編のSF煽りに騙されるな!
迫力不足
退廃的な世界観や海沈んだ都市などはとてもロマンとノスタルジーを感じられます。
予告編の誇大広告のせいだと思うのですが、ストーリーにしろレミニセンスにしろスケールが小さいと感じました。クリストファーノーランのようなものを期待していくと違うなとなりますね。
惚れた女を追ったらちょっとマフィアとドンパチしちゃったって話ですし、レミニセンス自体もただ記憶を見れるだけです。
もう少しストーリーのスケール感を大きくしたり、レミニセンスの存在を大きくした方が個人的には面白かったかなぁと思います。
最後のレミニセンス越しに彼女が語りかけるシーンは感動しましたし、画面や物語の雰囲気は淡々としつつも温かみのある良いものだったと思います。
近未来を舞台にした正統派ハードボイルド
メメント、インセプションに続き、記憶は人を幸せにするのか?という問いに、ノーラン(弟)が一つの解へと導く。
「記憶が人を幸せにするのなら、過去に生きてもいいのではないか?」と。
今まであまたのSF作品では、過去に囚われることはペシミストの特徴であり、発展性がなく精神的に良い状態としては描かれなかった。
だがこの映画は、記憶が最良の時間を与えるのならそれを選択してもよいのでは、と優しく手を差し伸べる。まさに、その状態は劇中で語られる「バッドエンドになる手前の、幸せのまま終わる物語」そのものだ。
だがしかし、私だったらワッツの生き方を選ぶと思う。他人や世界との関わりで、どんな出会いが待ち受けているかわからないし、どんなに良い記憶でも飽きると思うから。
装置に入っている間は、それがフェイクであると自己認識できるのだろうか?
認識できるのなら目覚めたときは苦痛だし、認識できないのなら現実と区別ができなくなり、発狂しそうだ。
サスペンスではあるものの、これは紛うことなく愛の映画であり、観客を記憶の謎に置き去りにすることはない。
愛する女性の影を追いつつ語られる男の独白、フィルムノワール風の上質な雰囲気に酔いしれられる。
特に、他人の記憶で互いを想いあうシーンは極上の切なさ。
水面が上昇した湿っぽい街の描写は、新しい世紀末感を確立したといえるかもしれない。退廃的であるものの、泡沫の夢のように儚く美しい。
しかしレベッカ・ファーガソンは銀幕上であと何人の男をたぶらかせれば気が済むのだろうか?
少し老けたタンディ・ニュートン姉さんも恋心を抑える渋みのある演技で素敵。
そういえば、二人とも過去作でミッション・インポッシブルのヒロインでした。
SFサスペンスでもラブロマンスでもない中途半端
SFサスペンス物にがっつりふって記憶を辿る装置のギミックを活かして犯人を追い詰めるとか、ある日突然いなくなった恋人を探すラブロマンス的なものか、どちらかになってたら楽しめたんだけどどちらでもなかった印象です。
主人公が弱すぎるんですよ。肉体的に強ければアクションシーンに見どころができたし、精神的に強ければ会話劇でわくわく出来たかもしれないんだけど。女の尻を追いかけて強くもないなのに無謀な事をして、尻拭いを別の女にさせるヒュー・ジャックマン。ちょっと見ててきつかったな。
監督も脚本も同じ人みたいだから、まあ好き勝手やりたいことやった感じなんですかね。それを許容してそれを楽しめる人には良かったのかも。
おじさんが昼間テレビで見る映画?
映画のレビューの前に私は定年前ですが30年前のその当時、特に趣味はなく娘さんに平日にテレビで放送される映画をビデオにとらせ、日曜日に本人がまとめて見るのが好きな方で特別映画館には通わないけど、意外と映画通な上司でした。
この映画はこんな映画鑑賞されるおじさん方にピタリとはまる映画と思います。大物俳優さんが出演していますが内容はB級に限りなく近いA級映画と思っています。 内容は割愛しますが、評判よりは理解しやすい映画です。映画通には分かって頂けるコメントだと思っています。
多分3年後ぐらいには「NHKBS映画」で放送しそうな感じの映画です。民法放送はCMが入るのでストリーが分からなくなりそうです。
麻薬のようなレミニセンス
近未来SFサスペンスと思いきや、近未来ラブロマンスだった。
この作品の肝は、記憶を映像にして可視化できる装置。これは便利なようで恐ろしい。楽しい思い出を、もう一度たっぷり味合わせてくれる反面、忘れたい記憶まで引っ張り出し悪夢を蘇らせる。主人公ニックは、その装置で、記憶を思い通りに引き出し顧客に提供する。
そのレミニセンスを駆使しながら、事件の核心に迫っていくニック。雰囲気は、なぜか1950年代西海岸のマーロウが出てくる探偵映画のようなレトロ感満載。
最後、事件は解決するが、恋人メイを失う。ニックはメイが忘れられない。ニックの助手エミリーは、密かにニックに心を寄せている。この三角関係がどう結ぶのか。ラスト、ニックは、メイとの思い出から離れられず、レミニセンスで過去の記憶にすがってしまう。逆にエミリーは、失踪した娘を探す未来を選択する。ハッピーエンドだったのか、なぜか虚しさが漂う。麻薬もそうだが、都合の良い機械に頼ってしまう人間の弱さに、少し腹が立った。
設定も
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