劇場公開日 2021年9月17日

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「設定は凝ってるけど中身は刑事ドラマと一緒」レミニセンス 東鳩さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0設定は凝ってるけど中身は刑事ドラマと一緒

2021年9月25日
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SF設定や世界観は凝ってるけどナレーションやモノローグでの説明は多いし、記憶潜入も要は新たな登場人物が過去回想で主人公に新たなヒントを与えてるだけの効果しかない
話が何度も過去に戻り、なかなか先(未来)に進まずに停滞を繰り返すからテンポが悪くてしんどいです
恋人がいなくなった謎が解けても、すでに死んでいるからマジで未来が無い
だからってラストで都合よく感動風の味付けされてもなぁ……

主人公が殺人事件の謎解きをして、視聴者向けの説明は多めにしながら、聞き込みした脇役の回想でヒントをもらい、終盤で唐突に真犯人が明らかになる
けど、被害者は死んでしまってるから暗くて悲しい終わりは避けたいので都合よく手紙とか出てきてラストにちょっと感動風の味付けをする刑事ドラマを思い浮かべました
これはまさにそんな映画でした

主人公が後ろ向きでウジウジしててずっと湿っぽいのは悪い意味で邦画的だし、ある意味では日本人向けの映画でした

東鳩