「設定がいいだけにもったいない」レミニセンス マスノブさんの映画レビュー(感想・評価)
設定がいいだけにもったいない
人の記憶に潜入できる男が
行方不明になった女を探す話。
観る前に「評価低いのなんでだろう、
面白そうなのになあ」と思ってましたが、
観たら納得しました。
設定はとてもいいのに、
いろいろ物足りなくてちょっと残念でした。
海面上昇によって街が、
海に浸かっている貧困層と
陸地がある富裕層に分かれてるんですけど、
街並みの作りが凝っていて観てて楽しい。
でもそれを活かした展開やアクションが無く、
せっかく作った街並みなのに
もったいないと思いました。
記憶に潜入するという設定は、
インセプション的なのを期待してましたが、
ほぼ過去の回想であり、
非現実的なことは起こりません。
SF的展開を期待してる人にはオススメできません。
ただ、記憶を使った捜査や
ヒントの残し方は斬新で良かったです。
ストーリーもラブストーリー寄せなので
全体的にかなりしっとり目。
もっとどんちゃんやってほしかったです!
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