「記憶を可視化するだけ? オールドファッションなSF」レミニセンス bionさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶を可視化するだけ? オールドファッションなSF
ちょっとちょっと、記憶にダイブするんじゃないの? インセプションを進化させた映像を期待してIMAXにしたんですけど。
地球温暖化の影響で水位が上がり、沿岸部の都市の低いエリアは水没してしまっている近未来のヒューストンが舞台。主人公のニックは、退役軍人で、過去の記憶を追体験できるマシンで商売をしている。
本人が過去の記憶を五感全てで追体験できるだけでなく、本人の感覚をもとに3Dホログラムで映像化することができ、記憶媒体に保存もできる。このマシンを使って容疑者の記憶を探ることができ、証拠としても使えるらしい。
偽り記憶の場合はどうするんだろうね。疑問がいろいろ湧いてくる。それよりも、近未来SFにしてはローテクな装置にガッカリ。記憶を可視化するだけで終わり? それなら、もっとアクションや唸るようなどんでん返しを用意してくださいよ。
救いは、我らがレベッカ・ファーガソンの美しい歌声。これは、IMAXだけあって臨場感バッチリだった。『グレイテスト・ショーマン』では、歌は別人が歌っていたけど、今回は本人?
ストーリーは、キレイにまとまっていたけれども、数ヶ月経ったらこのマシンがないと思い出せないかも。
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