「未来があっての過去か、過去があっての未来か」レミニセンス NO FAPMANさんの映画レビュー(感想・評価)
未来があっての過去か、過去があっての未来か
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本作では酒や薬物、金に執着してなかなか前に進めない人物が登場する。
主人公のニックは謎の女性メイに(惚れるべくして)惚れ、やがて姿を消したメイを追って動いていき、その過程で自分や周りの人と向き合っていく・・・ウ~ン人間関係やストーリーが複雑なので自分でまとめるのが難しい・・・。
終盤はラブロマンスの要素が強くなっていてメイのニックへのメッセージ、あとニックのワッツへの『娘と向き合っていっしょに暮らせ』的なセリフはグッときた。
メイはニックへの想いを記憶(過去)として未来にたくして死んでいき、ニックは彼女との幸せな記憶・過去に自分の未来を見出し、その世界で一生を終える道を選ぶカタチで愛が成立していった。
SFラブサスペンスとしてのできはいいと思う。
未来に対しての過去と過去に対しての未来の関係を考えさせてくれるいい作品だと感じた。
あと愛する女性はとっくに死んでいるが、男の内面で愛が成立するところはトム・クルーズ主演の『バニラ・スカイ』を思い出した。あっちは記憶じゃなくて夢だけど。
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