「雁首」CHAIN チェイン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
雁首
慶応三年、油小路の変の背景にいた無名の人々の話。
新撰組が絡んでくるので有名な人物も登場するけれど、あくまでもみせていくのは余り有名ではない人や、その周りにいた架空の人達。
新選組と御陵衛士の対立やそこに絡んで来る話は良かったけれど、陰間と夜鷹とか菓子屋のせがれとか阿片の女とか、中途半端に描くならいらなかった様な気がする。
それと、何故かチョロチョロと忘れた頃に差し込まれる現代描写の意味は、もしかしてラストシーンのセリフに絡める為ですかね?
どうなっているかはみせなくても当然知っているから、これまた中途半端に差し込むならいらないと思うのですが。
ただでさえセリフが多いところに、音響のせいなのか滑舌のせいなのか、セリフの聞き取り難さが気になったし、群像劇だから仕方ないけど話があちこちに跳びまわって、なかなか入って来ず、まとまりが悪く感じた。
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