「2500ドルは平均年収のちょっと下」走れロム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
2500ドルは平均年収のちょっと下
毎日売られる公式宝くじの下2ケタを当てるという闇くじ「デー」に興じる借金を抱えたアパート住人立達と、胴元や中継ぎ役との仲介役や予想を生業にする少年の話で、当局による検閲が入り一部修正されたver.とのこと。
デーとは何ぞやのテロップを字幕で示し、デーと労働者との関係性を主人公のナレーションで紹介していく始まりから、ロムとその商売敵フックいざこざへと展開していく。
路上生活ではないけれど、凡そ家とは呼べない様な家に住み、金を貯めて親捜しすることを目標にしているロムと、両親は他界しているフック。
そんな2人が生きる為に、公安に捕まるかも知れない闇仕事に手を染める。
孤児とデーにハマり振り回される労働者達という、言い方は悪いけれど、社会の低い位置にいる人達の様子が生々しくてなかなか良かった。
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