メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
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あれは縁側だよ。
メタモルフォーゼが未だに覚えられず苦戦中ですが、映画はほのぼのとして穏やかな気持ちになりました。BL好き腐女子JKとBLに目覚めた高齢女性との友情物語。
まるで悪いことでもしているかのような他人に言えない秘密を、好奇心旺盛な年の離れた友達が昇華させてくれる。思いやりのある幼馴染み、密かに憧れるクラスメイト、悪人がいなくても、大事件が起こらなくても、映画って楽しいと思わせてくれる1本です。
泣いて笑って挑戦して落ち込んで時には猛ダッシュして、成長してゆくうららを芦田愛菜が等身大で見事に演じています。遠くから来た人のナレーションも心地良い。あれは縁側だよって響きがめちゃめちゃ美しくてお気に入りです。
ほっこり
Twitterで漫画を知り、直ぐに一巻を買いに走った作品でした。
買ったのはもう随分前で、気恥ずかしい感じの表情を浮かべる主人公達が魅力的で好きになった作品です。
今回の映画化、良かったです。
漫画のキャラが、そのまま出てきたと感じました。
以前からBL好きだった想いとか、流行りで好きになった人を横目で見る心情とか、原作の意図をよく掴んでるなと思いました。
そして、未知のものにチャレンジする気持ちも思い出させてくれました。ありがとうございます。
走る芦田愛菜は今後も期待
芦田愛菜が可愛らしい。みんなの娘という感じで、とにかく応援したくなる。演技が上手いとかではなく、本当に自然。今回は、オタクで自信のモテない女子高生役ですが、そのまんまという感じ。
古川琴音も、独特な雰囲気で自然で良い。
どちらも好きな女優さんです。
とてもホンワカして幸せになる良い映画でした。縁側のあるお家って良いですね。
何かに夢中になり手を出した人には刺さる作品
生きていれば、たいてい一度は何か(誰か)にハマったことがあるだろう。そんな熱病のような時間を知っている人には、この時作品は優しい刃としてじんわり刺さる。
そして自分で何かを作ったことのある人には、時に優しく、時に悶えるような羞恥を持ってずくずくと刺さる。そう、漏れなく私も。雪さん曰く、「漫画が優しい」が、この作品に出てくる登場人物もみんな優しい。うららの「これを、本にして人に売る…?正気か私!??」の言葉には笑ってしまった。正気を取り戻したらダメなんだよね。
原作既読だけれど、主演が芦田愛菜さんと宮本信子さんの時点でもう観ることを決めていた。だってピッタリなんだもの。大大満足。うっかり何度か涙腺が緩み、久々にアニメ以外の邦画で深い満足感を得た。
全ての何かに夢中になる人に、幸あれ。
愛菜ちゃんすごいのひとことに尽きます
愛菜ちゃん、爪隠すのうますぎ
普通のダサい高校生に見えたし
この女の子が女優でも医師でも一流になれる女性には見えなかった。
愛菜ちゃん、太くもなく痩せてもなく体型の維持がすごいと思う
その体型が役にぴったり合ってる
女子はみんな痩せすぎるくらい痩せたいものだから
一昨年見た星の子も良かったし、今回の映画も良かった。
愛菜ちゃん主演のこれからの映画は全てみるつもりだしそれがとても楽しみです。
暖かい優しい映画
2回映画館で鑑賞しました。特に絵を描いてる人は共感できると思います。
漫画を読む時の楽しさ、漫画を描く時の苦しさ、それでも完成したい、そして達成感を感じることの表現は素敵でした。
そして、漫画家にとって、この漫画を描いてくれてありがとうというのは、最高の褒め言葉だと思います(多分)
一言「何かを好きになるのに、年齢も理由も関係ないね」
共通項は『BL好き」な老婦人と高校生の話、ってどうよ?と心配したけど。
漫画のコミックとして登場する程度なので大丈夫。
「多分、老婦人の方に気持ちが寄るだろうな」と見る前は思ったんですが。
私もかつては高校生。
自分が何をしたいかわかんないし、好きなものを「推す」行動もできなかった。
そういう思春期特有のもどかしさって、わかるよね?。
そして何より老婦人役の宮本信子さんが、もう最高にチャーミング。
優しい物腰だったり、品があって。
「応援したくなるの!」は、年長者ならでは。
大きな事件がある訳じゃないけど、わかるなあな所も多く。
知らぬ間に途中、ホロっとしてた様子です。マスクの紐が濡れてました。
最近元気がない方、もしよかったら劇場で。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「大事なものは、大事にしなきゃ。ね」
今日も一日お疲れ様でした。
明日もいい日になると、いいね。
コメダ優先生の存在がいい。
登場人物やシーンへの切り込みが少しづつ甘い感じなので全体を通して見た時にやや物足らなさを感じるのは否めない。
良い映画ではあるんだけど。
コメダ優先生が、うららと雪さんを知らず結びつけているのがいい。
私の好みとしては、コメダ先生のサイン会で芦田愛菜の番なった時、『佐山うらら』と言う名前に先生が反応して「ありがとう」とひと言う。うららが「え?」となりその場は終わる。その後雪さんと落ち合ったカフェで真相を聞いて「!」となるのが好きかなぁー。
ゆったり気分になれる
「阪急電車」で祖母と孫だった二人が…と愛菜ちゃんの成長を見守る気分で鑑賞。
弾けるような笑顔とか固まった顔とか色んな表情が観れて飽きなかった。気持ちを表わすように弾むように走ったり、飛び出すように走ったり、走る姿が印象に残りました。歌も上手。
宮本信子さんもさすがです。硬いかぼちゃあるあるで笑えました。
雪さんみたいなお友達がほしい
2022.47本目
とにかく雪さんがかわいい😭
漫画のキスシーンみて、「あっらぁ〜」ってなってるの超かわいい。
お友達できちゃった!ってふんふんご機嫌なのも超かわいい。
新しいものとかに関して偏見がなくて、なんでも肯定的な優しい雪さんが好きすぎた…。
雪さんが腰を痛めるたびに、「もうやめてくれ…😭」
ちょっと暗い雰囲気が流れるだけで「お願いだから殺さないでくれ…😭」と切に願っていた。笑
芦田愛菜ちゃんの、挙動不審でちょっと不器用な女子高生も、とっても等身大で素敵だった。
好きなものとか、やりたいこととかを表に出すのがなんだか恥ずかしくて、堂々と表に出せるあの子を見て比べて卑屈になるのも、うんうん分かるよって寄り添いたくなった。
がむしゃらに走ったり、怖気付いたり、周りと比べて恥ずかしくなったり、感情剥き出しにして頑張る姿に、「頑張れ、頑張れ!」と応援したくなった。
壁に咲良くんだっけゆうまくんだっけか、が映る演出も素敵だった。大事なものを大事にできて、えらいよ。
あと、BLや主人公の描いた漫画(ってより誰かの好きなものや大事なもの)を馬鹿にするような人や言葉が全くなくて安心した。ひたすらに優しさに浸る映画だった。
初めて縁側に訪れたときの、涼しげな風鈴の音や風の音、素敵だった。畳の匂いや夏の少し蒸した空気感がこちらにも伝わってくるようだった。
あの縁側の優しい雰囲気いつまでもみていたかった。
2人の年代が近いっていうのもあると思うけど、梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」を思い出した
芦田愛菜ちゃん
作品自体はぬるくてどうでもいい内容。
気になったのは芦田愛菜ちゃん。
高スペックの芦田さんは、今後のキャリアはどうするのだろか、他のキャリアに転身するのではないかとか考えてたのだけど、本作でちゃんと女優さんしてて、やっぱり女優さん続ける感じがした。
ま、どーでもいい話だけど。
メタモルフォーゼ=変質者(ダブルミーニング)
原作既読済。
大きな盛り上がりも鬱屈とする事もなく、ゆっくりと時間が流れてゆく。
観終わった時にほんの少しの寂しさと優しい幸せな気持ちになれる。
ほぼほぼ宮本信子と芦田愛菜だけでストーリが進行する。二人の役者を心から堪能できる。
こういう映画は稀有である。
私的には費用対効果がかなり高い。
以下つらつらと。
池袋のTOHOシネマズで観たのだが、平日の昼なのにほぼ満席。…そうか、此処は。
うららは今時の子にしては無地の服ばかり着ていて、視覚的に斬新。上手く陰キャを表現する手法と思う。
英莉に対して「ずるい」とうららは言うのだが、こちらの目に映るうららは芦田愛菜なので、全方位で完全勝利していてチョット複雑な心境。
進行ごとに習字で状況を表すのはクスッと出来て、良かった。
今作の原作改変部分は大体許せるのだが、コミティアに雪が参加できない件は許容範囲外。コミケをパスした二人が年の差で参加するのが醍醐味だろうに。
「遠くから来た人」に登場する二人は原作では佑真と咲良のオマージュなのだが、映画では追加されたコマによってうららと雪の関係も投影されている事が解る。「あれは本屋」「あれはカフェ」「縁側で食べるカレー」のくだりは目頭にぐっと来る。と言うか泣いた。
エンディングの曲も良い。二人がカラオケに行ったらこんな感じなのかな…なんて想像してしまった。
追記:雪さんに亡くなった祖母を重ねて視てしまい、うららさんにまだ居ない娘を重ねて視てしまい、感情がかなりバグって大変でした。
年齢問わずオススメ出来る作品
漫画「メタモルフォーゼの縁側」は知っていましたが未読。発想が面白そうなので見てきました。
倍賞千恵子主演の「PLAN 75」と同時期公開でしたが正反対の暖かい作品でした。
宮本信子の老婦人がまず可愛い。さらに芦田愛菜が演技が素晴らしい。憧れの漫画家役の古川琴音が出演してるのも嬉しい。脚本も演出も文句なし。
美しい表紙に魅かれて偶然に手に取ったボーイズラブ漫画をきっかけに友人になる雪(宮本信子)とうらら(芦田愛菜)、更にコミケに向けて自分たちで同人誌を売る計画を実行するというストーリーです。
登場人物が皆心暖かく主人公二人を見守っている姿がとても良かったです。
年齢問わず皆さんにお勧めできる作品です。上映中に是非ご覧ください。
創作活動を止めてしまった人達に観てほしい傑作
内容は原作漫画に沿った物語で、もちろん原作との違いもありましたが
主人公のうららちゃんが自分で漫画を描きだすところからはもうずっと応援してましたね。
漫画を描くという行為、描ききる事がどれだけ素晴らしいことかっていうのもありますが
描いてなおイベントに参加し、アクシデントもあり参加出来なかった自分が情けなく泣いてしまう……。
情けなくなんかないよ!君はとても凄い!素晴らしいことを達成出来たんだ!って叫びたくなります。当たり前にこっちが泣きます。
更に雪さんがコメダ先生に「ありがとう」と伝えるシーン。
作者側の立場で自分の作品で人が喜んでくれたという達成感を味わえる人と
読者側の立場で自分の好きな作品を生み出した人に気持ちを伝えられた幸福という
どちら側でも感動必須の名シーンでした。体感で劇場の9割の人が泣いてました。はず。
とにかくとても爽やかな、それでいて自分がオタクでいて良かった…と思える素晴らしい一作でした。
新しい世界を知るこいつだって人生を彩る
BLに魅了されるおばあさんと、BLが好きだが、そのことにどこか引け目を感じている女子高生の友情の物語。
もの凄い年の差があるのに友だちという関係性。
その2人の共通項がBL。という変わった設定。
しかし、この設定を変わった設定と感じてしまっていた自分はいかに固定概念に凝り固まっているんだなと思い知らされる作品であった。
友だちという関係はどんなタイミング、きっかけでも出来ることだし、ひとの好きなことは全て尊重されるもので、誰もとやかくいう必要がないものである。
そんなようなことを、2人の関係性をやさしく見守るように届けてくれるこの作品によって感じさせられた。
そして、新しいこと目標に向かって進み出すことは世代、年代問わず、はつらつとしていて美しいものであると2人の目標に向かって進む姿勢から強く心に響いた。
セリフは少ないけれど観たら幸せ気分…
庶民の目標はささいな日常にあってそれが出来たら日々幸せ…なんかそんな感じ。主人公ふたりの関係のみならず幼なじみやら友達やら登場人物全員の関係が優しい。宮本信子がとってもキュートなんだけど愛菜ちゃんはやっぱりうまかった。思わず号泣シーンではもらい泣き。いやー、良作。
「ずるい」
このセリフに全てが集約されている。
これだけで私はこの映画を観て良かったと感じた。
特に何の取り柄もない「私」が、誰にも言わず机の奥にしまっていた数少ない楽しみさえ、あのコたちは瞬時に手軽なコミニュケーションツールにしてしまう。
ずるい。
「持たざる者たちの悲哀」
「でも、少しだけ、一歩だけ進んでみたら、ちょっとだけ違う景色が見えた」
まあ率直に言って、芦田愛菜ちゃん(やっぱり「ちゃん」だなぁ)自身は、ちっちゃい頃から紛れもないスターで、勉強もちゃんとできて有名進学校に進み、今も女性タレントのCMランキングでベスト3に入るほどの「数多くのものを手に入れた」タレントな訳で(もちろん現実のご本人にはご本人なりの苦悩や辛さがあるんだろうことは解った上で)、そんな人がどの口で「持たざる者」を語るのかという気持ちも無くはない。
でも、ちゃんと「持たざる者」に見えるからこそ、彼女は才能に溢れた女優なんだよな。
あのカッコ悪い走り方。
あれも彼女の役作りなワケでしょ。
たまらんなぁ。
…などと卑屈に浸っていてもしょうがない。
「老人と高校生の友情物語」と聞いて、当然最後は老人と死に別れる悲しい話だと思った私はとっても浅はか。
ちゃんと元気になれる良い映画。
(ここから少しネタバレ)
ただ、やっぱりみんな良い人過ぎるのが気になった。
だって、コミケのアレ、まずは怒っていいじゃん。
必死で準備したのに、当日アレじゃあさ。
もちろん不可抗力でしょうがないけど、それをうららちゃんが「自分が情けない」って泣く前に、「分かってるけどやっぱりムカつく」くらいの描写があってくれると、もっと親近感が持てたかも。
あと、マンガの登場人物に対してああいう感情の寄せ方をするのって、自分に経験がないので、二人がマンガの話をするシーンがウソ臭く感じてしまった。
ま、単に私がひねくれてるってだけですが。
可愛いと幸せな気持ちが詰まった映画。
まずは言いたい。
宮本信子さんの雪さんが可愛い!!!
これまでも宮本信子さんが演じられるおばあさん(あまちゃん、奇跡の人etc...)は高齢の方の仕草のリアルさがありながら、愛らしさもあって大好きだったので、絶対本作の役のおばあさんも好きになるって知ってた。
知ってたけどやっぱり可愛い!!
雪さんがうららさんと仲良くなってはしゃいだり、嬉しそうにマンガのこととか色々話したりしてるの見てるだけで幸せな気持ちになった。
そしてもちろん芦田愛菜ちゃん演じるうららさんも可愛い。
嬉しそうに雪さんのおうちに行く姿を見てこちらも幸せな気持ちになった。
お友だちって実は歳の差があったほうが色々と楽しそうだし、互いの色んなものを補い合えるのかもしれないなーと思う。
そして歳の差に限らず同じ好きなものについて話せる友人はいいよね。お友だちこそ前向きな思いで繋がれる人が良い。
個人的に好きなシーンはコメダ優先生のサイン会に行った雪さんがコメダ先生に「この漫画のおかげで私たち友だちになれたの」って言うシーン。とても良かった。
雪さんとコメダ先生(古川琴音さん)の嬉しそうな表情を見ながら、ご都合主義かもしれないけどそれでも美しい奇跡に泣いてしまった。
しかしうららさん、同人誌販売イベントに申し込んだはいいけど、印刷の入稿締め切り10日前からペン入れ始めるところでは「え、落としちゃわない!?大丈夫!?」とハラハラしたぞ(でもちゃんと仕上げたうららさんすごい)。
全編通してうららさんと雪さんの出会いのきっかけとなったBLマンガのストーリーと重ね合わせながら、うららさんたちの物語も進む演出だったんだけど、恋であれ、友情であれ、親愛であれ、相手のことが大好きで大切に想っているっていう点については同じなのよね。
そしてスクリーンの前で「うららさん、雪さん、幸せになれ!頑張れ!」って応援したくなる気持ちも、スクリーンの中でマンガの2人を応援するうららさん、雪さんと重なった気がした。
ほっこり幸せな気持ちになれる可愛らしい映画だった。
EDの主演2人が歌う「これさえあれば」も大変可愛くて良きだった。
登場人物が全て重なり変身してしまうエモい映画。
内容は、隠れ腐女子の主人公と好奇心旺盛な老婦人が、ボーイズラブ(BL)漫画を通じて年齢差を越えて心通わす物語。好きな言葉は『ホントに大切なモノは、ホントに大切にしなきゃダメよ!』老婦人が主人公に告げる時、一瞬無音になり時が止まる場面。雨が降り出し別れ際に借りた傘を☂️開くと真っ赤な花柄が目に入るシーンは主人公の心の機微を映像と演出で上手に表現するなぁと感心したし、転換期のミッドポイントで非常に素晴らしい変化でした。感動とは、罪悪感の解放であるとはよく言われるますが言葉にならない各個人の体験や想い出を追体験させられる様な感じで非常にエモいと共に、残酷な現実も感じました。出せなかったファンレターや主人公の幼馴染みの男の子の羨望の彼女が留学する時も主人公が夢に向かう事が出来たから素直に他人の夢を応援出来たり。幼馴染みの男の子の背中も押してあげる事が出来る。創作活動に苦悩する主人公と尊敬する漫画家等今日の自分は、いつかのあの人かもしれない。いつかのあの人は今日の自分かもしれないとの思いをエモい無音に表現とエレキギター🎸で見事に表現された、原作を上手く映画様に🎞再解釈された珍しい作品だと感じました。しいて言えば最後は映像的に左に走り去る方が自分としては好みでした。映画の影響でカレーを食べて帰りました。
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