メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
全247件中、161~180件目を表示
わかるわーと歯がゆい映画
立場も年齢も超えた友情が良い!
ときめきは前向きになりますね。
あれは縁側だよ。
ほっこり
走る芦田愛菜は今後も期待
何かに夢中になり手を出した人には刺さる作品
生きていれば、たいてい一度は何か(誰か)にハマったことがあるだろう。そんな熱病のような時間を知っている人には、この時作品は優しい刃としてじんわり刺さる。
そして自分で何かを作ったことのある人には、時に優しく、時に悶えるような羞恥を持ってずくずくと刺さる。そう、漏れなく私も。雪さん曰く、「漫画が優しい」が、この作品に出てくる登場人物もみんな優しい。うららの「これを、本にして人に売る…?正気か私!??」の言葉には笑ってしまった。正気を取り戻したらダメなんだよね。
原作既読だけれど、主演が芦田愛菜さんと宮本信子さんの時点でもう観ることを決めていた。だってピッタリなんだもの。大大満足。うっかり何度か涙腺が緩み、久々にアニメ以外の邦画で深い満足感を得た。
全ての何かに夢中になる人に、幸あれ。
愛菜ちゃんすごいのひとことに尽きます
暖かい優しい映画
2回映画館で鑑賞しました。特に絵を描いてる人は共感できると思います。
漫画を読む時の楽しさ、漫画を描く時の苦しさ、それでも完成したい、そして達成感を感じることの表現は素敵でした。
そして、漫画家にとって、この漫画を描いてくれてありがとうというのは、最高の褒め言葉だと思います(多分)
一言「何かを好きになるのに、年齢も理由も関係ないね」
共通項は『BL好き」な老婦人と高校生の話、ってどうよ?と心配したけど。
漫画のコミックとして登場する程度なので大丈夫。
「多分、老婦人の方に気持ちが寄るだろうな」と見る前は思ったんですが。
私もかつては高校生。
自分が何をしたいかわかんないし、好きなものを「推す」行動もできなかった。
そういう思春期特有のもどかしさって、わかるよね?。
そして何より老婦人役の宮本信子さんが、もう最高にチャーミング。
優しい物腰だったり、品があって。
「応援したくなるの!」は、年長者ならでは。
大きな事件がある訳じゃないけど、わかるなあな所も多く。
知らぬ間に途中、ホロっとしてた様子です。マスクの紐が濡れてました。
最近元気がない方、もしよかったら劇場で。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「大事なものは、大事にしなきゃ。ね」
今日も一日お疲れ様でした。
明日もいい日になると、いいね。
コメダ優先生の存在がいい。
ゆったり気分になれる
雪さんみたいなお友達がほしい
2022.47本目
とにかく雪さんがかわいい😭
漫画のキスシーンみて、「あっらぁ〜」ってなってるの超かわいい。
お友達できちゃった!ってふんふんご機嫌なのも超かわいい。
新しいものとかに関して偏見がなくて、なんでも肯定的な優しい雪さんが好きすぎた…。
雪さんが腰を痛めるたびに、「もうやめてくれ…😭」
ちょっと暗い雰囲気が流れるだけで「お願いだから殺さないでくれ…😭」と切に願っていた。笑
芦田愛菜ちゃんの、挙動不審でちょっと不器用な女子高生も、とっても等身大で素敵だった。
好きなものとか、やりたいこととかを表に出すのがなんだか恥ずかしくて、堂々と表に出せるあの子を見て比べて卑屈になるのも、うんうん分かるよって寄り添いたくなった。
がむしゃらに走ったり、怖気付いたり、周りと比べて恥ずかしくなったり、感情剥き出しにして頑張る姿に、「頑張れ、頑張れ!」と応援したくなった。
壁に咲良くんだっけゆうまくんだっけか、が映る演出も素敵だった。大事なものを大事にできて、えらいよ。
あと、BLや主人公の描いた漫画(ってより誰かの好きなものや大事なもの)を馬鹿にするような人や言葉が全くなくて安心した。ひたすらに優しさに浸る映画だった。
初めて縁側に訪れたときの、涼しげな風鈴の音や風の音、素敵だった。畳の匂いや夏の少し蒸した空気感がこちらにも伝わってくるようだった。
あの縁側の優しい雰囲気いつまでもみていたかった。
2人の年代が近いっていうのもあると思うけど、梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」を思い出した
芦田愛菜ちゃん
メタモルフォーゼ=変質者(ダブルミーニング)
原作既読済。
大きな盛り上がりも鬱屈とする事もなく、ゆっくりと時間が流れてゆく。
観終わった時にほんの少しの寂しさと優しい幸せな気持ちになれる。
ほぼほぼ宮本信子と芦田愛菜だけでストーリが進行する。二人の役者を心から堪能できる。
こういう映画は稀有である。
私的には費用対効果がかなり高い。
以下つらつらと。
池袋のTOHOシネマズで観たのだが、平日の昼なのにほぼ満席。…そうか、此処は。
うららは今時の子にしては無地の服ばかり着ていて、視覚的に斬新。上手く陰キャを表現する手法と思う。
英莉に対して「ずるい」とうららは言うのだが、こちらの目に映るうららは芦田愛菜なので、全方位で完全勝利していてチョット複雑な心境。
進行ごとに習字で状況を表すのはクスッと出来て、良かった。
今作の原作改変部分は大体許せるのだが、コミティアに雪が参加できない件は許容範囲外。コミケをパスした二人が年の差で参加するのが醍醐味だろうに。
「遠くから来た人」に登場する二人は原作では佑真と咲良のオマージュなのだが、映画では追加されたコマによってうららと雪の関係も投影されている事が解る。「あれは本屋」「あれはカフェ」「縁側で食べるカレー」のくだりは目頭にぐっと来る。と言うか泣いた。
エンディングの曲も良い。二人がカラオケに行ったらこんな感じなのかな…なんて想像してしまった。
追記:雪さんに亡くなった祖母を重ねて視てしまい、うららさんにまだ居ない娘を重ねて視てしまい、感情がかなりバグって大変でした。
年齢問わずオススメ出来る作品
漫画「メタモルフォーゼの縁側」は知っていましたが未読。発想が面白そうなので見てきました。
倍賞千恵子主演の「PLAN 75」と同時期公開でしたが正反対の暖かい作品でした。
宮本信子の老婦人がまず可愛い。さらに芦田愛菜が演技が素晴らしい。憧れの漫画家役の古川琴音が出演してるのも嬉しい。脚本も演出も文句なし。
美しい表紙に魅かれて偶然に手に取ったボーイズラブ漫画をきっかけに友人になる雪(宮本信子)とうらら(芦田愛菜)、更にコミケに向けて自分たちで同人誌を売る計画を実行するというストーリーです。
登場人物が皆心暖かく主人公二人を見守っている姿がとても良かったです。
年齢問わず皆さんにお勧めできる作品です。上映中に是非ご覧ください。
創作活動を止めてしまった人達に観てほしい傑作
内容は原作漫画に沿った物語で、もちろん原作との違いもありましたが
主人公のうららちゃんが自分で漫画を描きだすところからはもうずっと応援してましたね。
漫画を描くという行為、描ききる事がどれだけ素晴らしいことかっていうのもありますが
描いてなおイベントに参加し、アクシデントもあり参加出来なかった自分が情けなく泣いてしまう……。
情けなくなんかないよ!君はとても凄い!素晴らしいことを達成出来たんだ!って叫びたくなります。当たり前にこっちが泣きます。
更に雪さんがコメダ先生に「ありがとう」と伝えるシーン。
作者側の立場で自分の作品で人が喜んでくれたという達成感を味わえる人と
読者側の立場で自分の好きな作品を生み出した人に気持ちを伝えられた幸福という
どちら側でも感動必須の名シーンでした。体感で劇場の9割の人が泣いてました。はず。
とにかくとても爽やかな、それでいて自分がオタクでいて良かった…と思える素晴らしい一作でした。
新しい世界を知るこいつだって人生を彩る
BLに魅了されるおばあさんと、BLが好きだが、そのことにどこか引け目を感じている女子高生の友情の物語。
もの凄い年の差があるのに友だちという関係性。
その2人の共通項がBL。という変わった設定。
しかし、この設定を変わった設定と感じてしまっていた自分はいかに固定概念に凝り固まっているんだなと思い知らされる作品であった。
友だちという関係はどんなタイミング、きっかけでも出来ることだし、ひとの好きなことは全て尊重されるもので、誰もとやかくいう必要がないものである。
そんなようなことを、2人の関係性をやさしく見守るように届けてくれるこの作品によって感じさせられた。
そして、新しいこと目標に向かって進み出すことは世代、年代問わず、はつらつとしていて美しいものであると2人の目標に向かって進む姿勢から強く心に響いた。
全247件中、161~180件目を表示