メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
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BLサンド🥪 食べながら泣いて人は成長するのよ
本屋でアルバイトしている母子家庭の女子高校生うららと夫に2年前に先立たれた書道教室を営む高齢婦人の市野井雪。
お料理本を買いに来たのに、コミックコーナーに迷い込み、装丁の美しさから手にとって衝動買いしたのはボーイズラブの単行本。
雪の貸本屋のエピソード。
蕗谷虹兒の作品のようなきれいな装丁の古い貸本。
雪も乙女だったのね~
BLは少女からみたら禁断の異世界。
BLファンであることに後ろめたさを感じているうららと対照的に人前でも堂々と感想を語る雪。
メタモルフォーぜは生物学用語で、
変態。
いつの間にかうらら(芦田愛菜)が成長して、芋虫が蝶に変わる瞬間を見届ける気持ちになっている。
おばあちゃんは親を卒業しても、孫の世代のお世話をしてずっと輝ける。男からするとこれはちょっと羨ましい。
コンビーフとレタスのサンドイッチは青海のコミケ会場で食べられることはなかったが、市野井家の縁側で。
BLサンド。
ほぐれて混ざりあったビーフとシャキシャキレタス。
イカの大根煮もめっちゃ食べたくなった。カレーライスカレー🍛も。
宮本信子。
芦田愛菜。
女子高校生の芦田愛菜の膝の裏のぷよぷよ感も良かった。
最初の方の宮本信子の髪型。カツラ? ベルバラぽかったぞ。
品のいい綺麗なお婆ちゃんって素敵。
熟女(JJ)ばんざーい\(^-^)/
ブルージーなギター🎸サウンドや最後の主題歌も温かくてグー👍
岡田惠和の脚本って好きだなぁ。
青春を進む人、戻る人
この二人が出会う事によって、化学反応が起きましたね。うららは青春と言う物に違和感があった物が進み、雪は一人で寂しい暮らしが、青春を取り戻しました。最後のコメダ先生とうららが会った時にうららの存在を認識して欲しかったかな。愛菜ちゃんって足早く無いですか?
歳の差59歳の演技派女優
BL好きのおばあちゃんとJKの友情物語。
“幸せ”というだけで涙が止まらない。
飾らない素の女子高生(腐女子) 芦田愛菜
「マルサの女」ですよね(^_^;)? 宮本信子
歳の差59才の天才女優達に何度笑って泣いたか。
俺、おばあちゃんに弱いなぁ。
お母さん思い出しちゃって。
ゆっくりした展開なのに1秒も飽きない。
多分おばあちゃんの時の進み方なのだろう。
暖かさがちゃんと沁みる名作。
池袋駅で思い出し泣きしちゃったわ(^_^;)
話の展開は面白い、が作者に二◯創◯物を見せる展開は大丈夫なのか
当初観る予定はなかったですが、各所で絶賛されていたため行ってきました。
個人的にキャストさんと映画全体の空気感は◎です。特に宮本信子氏が物凄く可愛い。大御所にこんなことを言って大変失礼ですが、台所で鼻歌歌いながらネギを刻む様子から「あら」と不意に出る呟きとか。全てが可愛い。腰痛に呻く様子すら可愛い。病気ですね、私。
ただしストーリーではいくつか気になったところがありました。それを以下に列挙してみます。
①うららがBLにハマった理由
言及なかったんですよね、確か。
雪(宮本氏)がハマる理由は冒頭に出てくるのでわかりやすいですが、うららの方は特になく。
しかもよくある『この作者が好きだから』とか『この人の絵が好き』もなく。中盤でしこたまBLマンガが積まれている場面が出てきますが、見たところこのジャンルのいろんな作品を読んでいるようなんですよね。
そこまでしてこのJKがBLにハマっている理由ってなんなんだ。
そしてその疑問については最後まで特に解消されず。
②結果として同人本が原作者の手に渡ってしまったことについて
二次創作物は作者や公式の目に触れぬように……と思っていました。実際に私は活動している人を横から見てるだけの立場なので、どこまでがそうなのかはわかりませんが。
理由については、公式に二次創作の影響を与えてしまうからとか、単純に目に触れさせたくない内容だからとか、なんかいろいろあるみたいですが。
あまり詳細を言うとネタバレになるので控えますが、この映画の場合、二次創作物が作者の手に渡ったことをポジティブに捉えているんですよね。
これって二次で活動している人達にとって、ある意味タブーな出来事であるはず。
その辺どうなんだ?という疑問。やはりこれもエンドロール以降も持ち越しで。
③幼馴染みについて
この手の話でなんのフラグも立てなかった奴初めて見たよ。
多分リアルを知らない方が単純に楽しめる作品かと思います。中途半端な知識しかないと、私のようになるか。
とりま一番印象深かったのは芦田さんの俊足と、謎の『ぐみ』と書かれた半紙でした。なんなんでしょう、あれ。
君といると僕は僕の形がわかる。僕も君にそれをあげたい。
うららは、自分のズルさに気づいていた。でも僕は、ズルいと自分のことがわかっている人間は、救いようがあると思っている。そこには自分が弱い人間であるという謙遜があり、向上心があるからだ。そんなうららが、自分の感情にまっすぐな雪に出会い、ゆっくりと変わっていく。人生の転換期は、嫉妬や挫折を養分として、誰かとの出会いから変化が始まるものかもしれない。予期せず巡り合った誰かの本気は、誰かの勇気になる。雪の本気に励まされ、うららの勇気が湧いてくる。それは、爆発的なものではなくて、湧き水のようにささやかでも途切れることのない勇気。そんな少女を、芦田愛菜が瑞々しく演じていた。正直、乙女の色気はまだ先のようだけど、清々しさは抜群だった。健気で愛らしかった。少しずつ小さな何かを得ながら成長していくうららが、眩しくもあった。
「メタモルフォーゼ」の意味を知らずに、帰宅後検索した。”変身”だった。うららは、あの縁側で雪さんと触れ合うことで変身する勇気をもらえたのだ、と気付いたらなんだかまた嬉しくなった。
満足の映画って、なかなかない😂
BLの映画?
色々な人たち、家族、青春、老い、関わり、交流・・・・😁👍❤️
人生、生活、ってステキですよね!
佐山うらら、17歳。みんなみたいにキラキラできない女子高生。唯一の楽しみは、毎日こっそりBL漫画を読むこと。
もうひとりの主人公・市野井雪、75歳。
60歳くらい離れた友達!素敵。
わー!いいなぁー。
17歳の人付き合いが苦手な女子高生・佐山うらら(芦田愛菜さん)。
夫に先立たれ孤独に暮らす75歳のおばあちゃん・市野井雪(宮本信子さん)。
脚本/岡田惠和さん。監督/狩山俊輔さん
👏👏👏👏👏👏👏
高齢化社会への目の向けかた。
色々あるけど、この視点を忘れないこと!
大切だと思います。
元気も、活力も、いただけました!
芦田愛菜ちゃん、宮本信子さん
ありがとうございます😊
宮本さんの演技はハンパなく最高です。
優しくなれる映画
推しの世界は世代を越える!
っていう感じかと思ったら、もっと深い心が温かくなる素敵な映画だった。
芦田愛菜がすごく複雑で繊細な演技をしていて、脇も素晴らしく、本当応援したくなる。そして応援して欲しい。って思う映画でした!
題材は、BLだけど、一昔前は、選挙権がなかったよな…大好きなのに好きだと言えない、恥ずかしいと思っているけど誰かと話したいって誰もが思う。
そんな時は同じ気持ちを持った人がそばに居てくれるだけで想像以上の友情が生まれると思う!
少しずつ成長して変わっていく姿がなんともリアルでした。
久々に心が平穏になる映画です!
推せるときに推す 伝えたいことは言葉にする
久々の映画館での映画鑑賞は平和そうなこちらに。くすっと笑ったり、うららと雪のセリフにうなずいていたりしてたら2時間過ぎてました。
ときめくものって人を支えてくれる!漫画、アイドルなどなど。ドキドキさせてくれるものでもいい。いくつになってもそんな対象があるといいなって思いました。あと、そのときめきを共有する相手がいるって素敵なこと!
いつまでもあると思うな親と金じゃないけど、推したいものや人はいつなくなってしまうかわからないから、今ちゃんと推しておこうと再確認しました。推しでなくて身近な人に対しても伝えたいことは伝えておきたいですよね。
うららの「あの子はあれもこれも手にしていてずるい」って気持ち、久々に思い出しました。最近やっとその気持ちならずに済むようになったな。
そして、漫画家、作家、脚本家などなど、物語を作るってすごいな、ありがたいな、と思いました。いい映画でした。制作されたみなさん、ありがとうございました。
ニヤケ続けてしまう映画
今のところ今年一番の邦画
この二人の演技に引き込まれないわけが無い
ほのぼのだけど、少しワルい事している感じを醸し出しているのでニヤケてしまう
映画終わった後は皆さん良い顔になっているでしょう
BLっていうのが・・:
皆さんが、おっしゃっている通り
ほのぼのとした映画です。良作かな
やはり芦田愛菜ちゃんのボケた感じの
演技がストーリーに上手く合っています
私には、これが全ての感想です
BLを軸に話が進みますが個人的には
どうしてもそこが・・:
マァ余り細かい事は、いいでしょう
そんな平和な映画です。
自分の"好き"がある全人類のための映画。
原作未読。
芦田愛菜と宮本信子だなんて観ないわけにいかないって感じでしたが、期待以上の傑作でした。
私にとっては今年一番かもしれない。
序盤、雪さんがウキウキしながら、仏壇に向かって「まだそっちには行けないわ」って言うところで、ポロポロ涙がこぼれてきちゃいました。
あんな風に軽やかに自分の"好き"を自分で認められることが、羨ましかった、のかな、たぶん。すごく、いいなぁって。
うららみたいに、"好き"を隠しちゃう方が、感覚的に理解できちゃうから。
でも、うららが隠したいと思ってることそれ自体には、雪さんはふれないんですよね、それが良かった。
「もっと堂々としていいのに」とか、説教くさく言っちゃいそうじゃないですか、大人って。そんなこと本人が一番良くわかってるのに。
そんな、上から目線で子供扱いすることが、雪さんは全くなくて、ただただ好きな漫画の話で盛り上がっていられたのが17歳のうららにとっても居心地良かっただろうなと思えるから、この歳の差の友人関係も納得できました。
全編通して、余計な説明をしない映画だったのが、すごく良かったな。
橋本さんが教室にBL漫画を持ってきてみんなで楽しんでるのを見たうららが、「ずるい」って思った、そのことも、雪さんに言おうとしてタイミング逃してそのまま、でしたね。
それもまた良かった。うん、説明も解決も、しなくていい。
だって、みんなもうわかってる。
みんなもうわかってることを、ちょうど良い距離と重さで観てるこちらに投げてよこす感じが、最高でした。
最高の脚本とお芝居と演出があってこそなんだろうけどそこはど素人の私が言葉にできる範疇じゃないので置いとくとして、とにかく、観ていてとても心地良かったです。
心地良いといえば、2人のお芝居がいちいちリアルで良かったなぁ。
宮本信子さんは背筋が伸びていて凛と立つ印象なんだけど、雪さんの歩き方はごく普通の75歳のおばあちゃんで、立ち上がるところとか階段を降りるところとか、60代でも80代でもない、75歳の速さと重力感がめっちゃリアルで。
芦田愛菜ちゃんは清楚でいて人当たりのいいふわっとした印象なんだけど、うららの、本屋で紡たちを見つけた時の隠れ方とか、雪さんと別れた直後に紡たちに会ってダッシュで逃げるその走り方とか、つっかえながら早口でしゃべるところとか、ちょっとダサいオタクな感じがカンペキでした。ポニーテールというよりただ一つに結んでるだけのボサボサな髪型まで含めて。
うららのことはほぼ母親目線で見てたから、頑張るところも頑張りきれないところもうるうるしちゃうし、雪さんのリアルな重さと思考の軽やかさにもなんだか泣けてきちゃうし、観終わった今もそんな泣ける映画だとは思わないのに結果的にずっとうるうるしながら観てました。
観ない選択肢はなかったけど、本当に観て良かったです。
終わらないうちにもう一回行きたいな。
パンフを買うことは滅多にないんだけど、次行ったら買おうかな。
わかるわーと歯がゆい映画
BLが軸になっているが、そこが主ではなく、日だまりのような話でした。
うららの行動の全てが、わかるわーと自身の青春時代と重ねてしまう2時間で…。
土曜の夕方の回でしたが、ほぼ満席。退場する皆さん幸せな気分で満足しているように見受けられました。うららと同世代の男女から、雪と同じ年配まで、老若男女が落ち着いて見られるよい映画でした。
立場も年齢も超えた友情が良い!
ボーイズラブ、漫画、女子高生、老婦人…どれをとっても共感するところがなく、観ることがないジャンルであるこの作品を観ようと思ったのは、芦田愛菜ちゃんと宮本信子さんの共演だったから。卓越した演技力のお二人の、年齢を超えた友情だと言うので観に行ってきました。劇場を見渡すと年配の方も若い方も女性同士が多く男性一人はたぶんいなかったと思う。不安な気持ちで開始を待ち、宣伝から本編へ入ったら、さすがの演技力に引き込まれました。ボーイズラブ漫画が結ぶ奇跡の友情、いやぁ〜良かった!
漫画家のサイン会における時間差、先に宮本信子、あとに芦田愛菜、合流して喫茶店でのやりとりは泣けました。
ときめきは前向きになりますね。
二人を繋ぐ設定が面白いですね。
たまたまの縁で新たな興味を持つことで、話し相手ができる…縁側で実際の会話…相手への思いやり…
昭和感たっぷりで(団地の押入れが机になってるのも共感できました)懐かしかったなと。
『何かやるべきことをやってる感じするので、悪くないです』このセリフは刺さりました。
携帯のメール、電話、直接の会話が折り重なっていたのも新鮮でした。
あれは縁側だよ。
メタモルフォーゼが未だに覚えられず苦戦中ですが、映画はほのぼのとして穏やかな気持ちになりました。BL好き腐女子JKとBLに目覚めた高齢女性との友情物語。
まるで悪いことでもしているかのような他人に言えない秘密を、好奇心旺盛な年の離れた友達が昇華させてくれる。思いやりのある幼馴染み、密かに憧れるクラスメイト、悪人がいなくても、大事件が起こらなくても、映画って楽しいと思わせてくれる1本です。
泣いて笑って挑戦して落ち込んで時には猛ダッシュして、成長してゆくうららを芦田愛菜が等身大で見事に演じています。遠くから来た人のナレーションも心地良い。あれは縁側だよって響きがめちゃめちゃ美しくてお気に入りです。
ほっこり
Twitterで漫画を知り、直ぐに一巻を買いに走った作品でした。
買ったのはもう随分前で、気恥ずかしい感じの表情を浮かべる主人公達が魅力的で好きになった作品です。
今回の映画化、良かったです。
漫画のキャラが、そのまま出てきたと感じました。
以前からBL好きだった想いとか、流行りで好きになった人を横目で見る心情とか、原作の意図をよく掴んでるなと思いました。
そして、未知のものにチャレンジする気持ちも思い出させてくれました。ありがとうございます。
走る芦田愛菜は今後も期待
芦田愛菜が可愛らしい。みんなの娘という感じで、とにかく応援したくなる。演技が上手いとかではなく、本当に自然。今回は、オタクで自信のモテない女子高生役ですが、そのまんまという感じ。
古川琴音も、独特な雰囲気で自然で良い。
どちらも好きな女優さんです。
とてもホンワカして幸せになる良い映画でした。縁側のあるお家って良いですね。
何かに夢中になり手を出した人には刺さる作品
生きていれば、たいてい一度は何か(誰か)にハマったことがあるだろう。そんな熱病のような時間を知っている人には、この時作品は優しい刃としてじんわり刺さる。
そして自分で何かを作ったことのある人には、時に優しく、時に悶えるような羞恥を持ってずくずくと刺さる。そう、漏れなく私も。雪さん曰く、「漫画が優しい」が、この作品に出てくる登場人物もみんな優しい。うららの「これを、本にして人に売る…?正気か私!??」の言葉には笑ってしまった。正気を取り戻したらダメなんだよね。
原作既読だけれど、主演が芦田愛菜さんと宮本信子さんの時点でもう観ることを決めていた。だってピッタリなんだもの。大大満足。うっかり何度か涙腺が緩み、久々にアニメ以外の邦画で深い満足感を得た。
全ての何かに夢中になる人に、幸あれ。
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