劇場公開日 2022年12月3日

「原作者が「何を映像化したかったか?」を理解すると高評価にしかならないリブート作」THE FIRST SLAM DUNK むせるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5原作者が「何を映像化したかったか?」を理解すると高評価にしかならないリブート作

2022年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

旧TVアニメ版に対して原作者の不満点を監督・脚本・作画スタッフ・声優が理解して「見せたいモノは何か?」を2時間という制約の中で余分な要素(ギャグ場面)を極限まで削り取って映像化した珠玉の作品。
「見せたいモノ=(セリフではなく)圧倒的テンポ良いスピード感と作画のリアルなバスケ」で実際の大きさのコートサイズ、キャラクターのCG作画、背景の手抜き観衆や必要以上に演技しすぎない声優陣、余計な効果音の排除など総ては井上雄彦の「バスケを魅せるための美学」と思えば全て些事なこと。
特に試合ラスト2分の作画は原作に近づけるべくこの為に作画のマンパワーを温存してたと思われる。

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むせる