「橋本さんは前作の方が可愛かったけど、映画としては本作の方が面白かったような気がした。」かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
橋本さんは前作の方が可愛かったけど、映画としては本作の方が面白かったような気がした。
日向坂46の影山優佳さんに興味があった。
出演決定の発表があった時はなぜ影山さんなのかわからなかった。
そんなに人気メンバーでもないし、見に行くのは女性がほとんどだろうから、あまり客寄せにならない。
影山さんは東大受験で長いこと休んでいて復帰したばかりで、女優として売り出し中という訳でもない。
原作読んでいないけど、たぶん原作のキャラクターとイメージが合っているんだろうと思っていた。
実際に映画見てても、そんなに可愛いという訳でもないし、演技がうまいという訳でもない。
やっぱり出る意味ないのでは?と最初は思っていたけど、見ているうちに、これでいいんだと思うようになった。
結局この映画は橋本環奈さんが可愛く見えるか見えないかが一つの勝負どころだから、橋本さんを食ってしまうような人はダメなんだと思った。
影山さんは演技というより、素のままやっていたけど、本当に少女漫画の”ザ・脇役”みたいなキャラになっていて、そういうことだったのかと納得した。
でも影山さんだから、この映画得意の下ネタ系のギャグには使えなかったのが残念かな?
福原遥さんも同じように初登場していた。
アニメ版で声優やっていたというのもあるんだろうけど、たぶん起用されのは影山さんと同じような理由だと思う。
福原さんて、顔はすごく整っているんだけど可愛くない。
いろいろ出演していてよく見かけるし、主演ドラマの『ゆるキャン△』も見ていたけど、たぶんいろいろ完璧過ぎるからだと思うけど、全く可愛いと思わなかった。
今回はそれに加えて原作のキャラに寄せたような役作りをしていたから完璧な脇役だった。
前作ではその役回りは浅川梨奈さんだけで、一人で大活躍していたけど、今回は影山さんと福原さんも入れて強化して、スケールアップしたんだと思った。
肝心の橋本環奈さんはどうだったかというと、脇役を強化して盛り立ててはいたんだけど、前作の方が可愛かったような気がした。
なぜかというと、前作でもうほとんど平野紫耀さんとくっついていて、原作はどうなっているの知らないけど、無理矢理続編作ったような感じになってしまったからかもしれない。
前作で皆の前で告白したも同然で、周りにバレバレの時点でかなり苦しい。
この映画は恋愛の可愛らしい駆け引きが面白いし、そこが可愛いところなんだけど、前作にあった周りにバレないような駆け引きが今回はなくなってしまって、本人達だけみたいになってしまったので、可愛らしさも半減してしまった。
でもその分、駆け引きというより告白に比重が移っていて、二人共、何度か告白寸前までいくところがあって、そこは面白かった。
特に橋本さんが時計台で平野さんに告白しそうになるシーンは妙にリアルで感動してしまった。
橋本さんは前作の方が可愛かったけど、映画としては本作の方が面白かったような気がした。