「《認知症における『混乱』とは》」ファーザー 邪悪ばうあーさんの映画レビュー(感想・評価)
《認知症における『混乱』とは》
認知症とは「老化による脳の衰え」だ。決して「病気」ではない。
肉体が若い時と同じことができないと同様に、脳も若い時と同じことはできないのである。
記憶力や認知力が衰えることを簡単には受け入れることができない、事実と妄想の区別がつかなくなる、できない自分にいら立つ、それらを短い上映時間の中で表現されている。
最後には「子供返り」の様な場面がある。「人生を降りていく」描写に救われたような感覚が残った。
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