「天気の良い日は公園に散歩に行こう」ファーザー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
天気の良い日は公園に散歩に行こう
認知症で記憶障害や見当識障害がみられる様になった81歳の父親と娘の話。
主な登場人物はアンソニーとアンとポールにローラが少々。
自分一人で問題無いと長女が雇った介護人を追い出し長女と揉めたり、突然家に現れた長女の旦那と名乗る男に戸惑い、再びあらわれた長女に戸惑い、もしかしたらと思うところもあるけれど、じゃあ何が事実か?とミステリーの様な展開に観ている側も混乱させられる。
本人も認識出来たり違和感をおぼえたり流されたりを繰り返す中で、自体を認識する様は哀しく虚しく、そして周囲は温かく、映画を鑑賞している観客は一応全てを把握出来るオチだけど、アンソニーはどこまで理解出来ているのか。
観ていて涙が流れたり目頭が熱くなる様な感じは無かったけれど、胸が痛かった。
コメントする