「ʕ•ᴥ•ʔ随分と思い切った映画」ファーザー おにっち弐号さんの映画レビュー(感想・評価)
ʕ•ᴥ•ʔ随分と思い切った映画
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アンソニーホプキンスといえば『羊たちの沈黙』のレクター博士なのでしょうが、私の場合『遠すぎた橋』戦争映画です。粘りに粘ってドイツ軍と闘う空挺師団の隊長!かっこよかったなぁ。
本作、随分と思い切った映画だと思いました。
アンソニーホプキンス演じる認知症の老人から見える世界を描いた映画。
アンソニーの演技は怪演なのは予想できましたし、実に見事でした。ウチの90歳の父親そのもので少し怖くなりました。あの人を見下した笑いはウチの父親です。アカデミー賞も当然のことなのでしょうね。
この映画、何が凄いかって内容とかストーリーがないところなのでしょう。
認知症の老人から見た世界は記憶が交錯しストーリーすら結べない熾烈なものなのでしょうね。記憶が曖昧なので個人を特定できない世界、、、、いかに認知症の患者が孤独であるかを痛感します。
アンソニーホプキンスの怪演とストーリーが最後までない展開がこの映画の面白みであり、観客を当事者目線へ誘うのでしょう。凄いと思った。
コロナ禍で上映館が限られてます。非常に残念。
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