劇場公開日 2021年5月14日

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「映画としては最高なんですけどね」ファーザー bionさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画としては最高なんですけどね

2021年5月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 自分の未来を見せられているようで正直、ぞっとした。それくらい、アンソニー・ホプキンスの演技が迫真に迫っていたのはもちろんのこと、アン役のオリビア・コールマンの苦悩の表情が胸に突き刺さる。

 認知症の人間が知覚する世界を映像化したということらしいが、時系列もグチャクチャだし、見えている相手と脳内の人間との結びつきが異なっている。見ている自分にとってはまさにミステリー。

 アンソニーって名前がアンソニー・ホプキンスの名前そのものだからよりリアルに感じる。ジョークを飛ばしたり、タップダンスを踊ったりしているときは、おそらく状態がよいときだと思うが、認知機能がひどくなったときの周りへの迷惑のかけ具合がいたたまれない。

 オリビア・コールマンの『アン』という役名は、アン女王役をしたことへのオマージュなのかな。

 治る見込みない病気だけあって、もの悲しくて切ない。自分は、この病気になる前に天に召されたいとお祈りしたくなった。

 映画としては、最高の出来なんですけどね。

bion
こころさんのコメント
2023年3月17日

bionさん
エマ・ストーン、美しい顔立ちながら、なかなか気性の激しい役柄でしたね。
強烈な印象を残す作品でした。

こころ
こころさんのコメント
2023年3月16日

bionさん
コメントへの返信を頂き有り難うございます。
本当に‼︎
「 女王陛下のお気に入り 」、前情報を一切入れないままの鑑賞だったからか、ほぼ唖然レベルの怪演でした😯
醜い姿も晒す、俳優魂を見た瞬間でした。

こころ
こころさんのコメント
2023年3月15日

bionさん
オリビア・コールマンの「 アン 」、bionさん、「 当たり! 」でしょうね。
今気付きました。

こころ