「何が何だか分からない!」ファーザー おっちょさんの映画レビュー(感想・評価)
何が何だか分からない!
認知症の父親と娘の生活を描いた映画かと
勝手に想像していたら
実際には難解な構成のドラマでした
アンソニーの頭で起きている事と
実際に起きていることが
入れ替わり、立ち替わり表れ
どれが現実で、どれが虚像なのか
とても落ち着かない
これ自体が
アンソニーの頭の中で起きている事象なんでしょう
認知症の方は
この繰り返しが起きているのだから
それはそれは不安で堪らないし
何も信じられないでしょうね
最後の場面で
アンソニーが言った言葉
そのものが
認知症の方の心の叫びなんでしょう
それをストレートに描いた
この作品を観れて
とても良かったと心から思います。
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