アウトポストのレビュー・感想・評価
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生々しすぎて直視できない…。
四方を山に囲まれた前哨基地って…素人目にみても恐怖。軍人でいる人達に対しても常々死と隣り合わせでとても想像できない心持ちなのに更にこの状況下。和平のためとは言えすごい人達だよな、とつくづく思う。それにこの作品の銃撃戦の臨場感のすごさ。実話ベースと知ってるから尚更リアルに感じる。命は大切、軍事対決はNG 、とつくづく痛感させられた。凄い作品でした。
臨場感はあるけど
そもそも戦争映画のカテゴリーは苦手なので、この★の数でフラットに評価はできていないと思う。
まず、それぞれ役ごとのキャラクター付けはされてるっぽいんだけど、ヘルメット被られてホコリだらけでは、兵士の顔の区別がつかなかった。
で、結局最後まで私にはほとんどの登場人物が同じ人の様に見えていた。そのあたりも感情移入しにくかった要因かも。
エンドロールでは、実在した戦死者達それぞれに、享年(ほぼ20代前半)と、贈られた勲位が示される。
私はむしろこれを「勲章贈られたって彼らは戻らないのに…」という皮肉めいた表現だと思って席を立とうと思ったら、さにあらず。
その後に差し込まれた、帰還兵達のインタビューを聞くと、この作り手はかなり真正面から彼らを讃える映画にしたいんだなという事が伝わってきてしまう。
もちろん命を掛けて任務を果たそうとし、仲間を守ろうとした兵士達の功績は讃えられていい。ただ、やっぱりそれが「お国のため」として正当化されるのはすんなり飲み込めない。
念の為言うと、本編の内容は決して悪くない。
彼ら兵士達が1日でも早く任務を終え、愛する者達の元へ帰りたいと願っていることも描かれ、映画の前半は日常と異常が隣り合う怖さ、派遣される上官に振り回される部下の戸惑い、後半45分は、ずっと臨場感溢れる戦場の怖さが伝わってくる。
でも、やっぱり現地のイスラム教徒たちやタリバンは「コミュニケーション不能のエイリアン」として描かれているし、米兵は怪我一つで救護班だけでなく総員フル稼働の大騒ぎなのに、敵兵は銃弾一発で簡単に絶命・退場する(様に見える)存在。少なくとも彼らの命とアメリカ兵の命は等価に表現されてはいない。
「アメリカ礼賛映画」とまで言うつもりはないけど、反戦という観点から考えると「殺し合うことの愚かさ」ではなく「米兵の命の重さ」が偏重されていて、簡単に「いい映画でした」とは言えないなぁ、というのが率直な感想。
15
最悪な状況
臨場感半端ねぇ。
アサルトライフル。握った手が震えてる
「ブラックホークダウン」を思い出させる。だってレゴラスが出てるんだもの、びっくりしたよ。
それはさておき静と動のコレは動。オープニング以降ずっと動。クライマックスが~!とか、ラストバトルが~!とか推してくる作品は数あれど、舐めると危険を地で行くオールクライマックス映画。緊迫が過ぎて口が乾いてるのも、喉が渇いてるのも、コーラの氷が溶けてるのも忘れてました(苦笑)。
だがしかし。この映画の大事な所はそこではなくて。「ブラックホークダウン」でも描かれていた上官との軋轢もそうなのだけれど、大事なのは「人であること。その行動。」だと思い知らされる、エンドロール。名誉に纏わる静。と共に是非ともご賞味頂きたい作品でございました。
やるせない
劇中の台詞
「キリスト教」と「イスラム教」との
闘い、どちらの正義が正しいのか?
「どっちも間違っているかもしれない」
この会話が全てを物語る気がしました。
それに戦争のプロ(と言う表現でいいか?)
であるアメリカが四方を山で囲まれた土地に
前哨基地を置くのが信じられません。
事実をベースにした作品でエンドロールでは
戦死された方も生き残って勲章を授与された
方も実際の写真が流れます。
皆、若くして戦死された事に驚くと共に、仲間を
失いながらも生き残り勲章を授与された皆さん。
複雑な思いのままなんだと想像してしまいます。
鑑賞後は様々な思いが頭の中を駆け巡る作品でした。
これから鑑賞される方は必ずエンドロールの最後まで
観て下さい。
大迫力!
蜂の巣状態の絶望感
ハンパない!
油断大敵
エンドロールは最後まで観ましょう。
普通の会話の最中に銃撃戦、何度も繰り返しあるが慣れない。全編を通して緊迫感•緊張感があり、観ているこちらにもそれらが伝染してくる。実話を元にしている映画というよりドキュメンタリー、いや自身が前哨基地にいる気分になる。
エンドロールでは、実際に戦っていた戦士のインタビューが流れます。タイトル通り最後まで観ましょう。終わったと思って途中で帰った人が割といました。
派手な戦闘の裏にあるもの
どうせアメリカ万歳映画でしょ、と思って観たけどちょっと印象は違ったかも。
指揮官が代わる度に章が代わるような演出は面白かった。上司が代わると雰囲気が代わるのもなかなか斬新。アメリカ軍も普通の職場だな、と親近感がわいてくる。でも普通の職場は短期間で上司は代わらない。日常っぽいのに非日常的で、冷静に考えたら恐ろしい。
それから長老や地元住民の要求はアメリカ軍から見たら腹立たしいかもしれないけど、彼らの立場にしたらアメリカ軍もタリバンもどちらも同じ。これまで先進国に裏切られてきた村人からしたらどっちも侵略者で疎ましい存在なのでは。
エンドロールやインタビューはいつものアメリカ万歳の演出かなと思ったけど平和の足下に危険で無謀な基地が多数存在していることや、帰ることを楽しみにしてた20代、30代の犠牲があることを批判しているようにも思えた。
戦闘シーンは派手。それぞれの兵士目線での長回しは臨場感あって見所の一つだとは思うけどそれだけの映画ではなかったかな。よく出来た記録映画だと思う。
永遠
痛いねぇ
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