「久しぶりの良かった内容。」アウトポスト yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりの良かった内容。
今年49本目(合計115本目)。
実話を描く映画です。そのため、事前の予習があると良いかなと思います(アメリカのアフガニスタンへの進出、タリバンとの抗争など)。
実話をもとにしているため、あることないこと描けないため、淡々と物語は進んでいきます。ここは賛否両論あろうと思いますが、あることないこと描きだすとおかしくなるので仕方がないですね。
日本ではおよそ考えられないものですが、日本にこういった戦力が攻めてこないのは、いい意味でも悪い意味でも自衛隊の方々がいるとか、アメリカのいわゆる「核の傘」で守られている、ということは、忘れてはいけないな…と強く思ったところです。
そういう意味では、「10年ほど前の実話をベースにしており、日本はそのころ平成20年ごろで楽しい毎日だったが、地獄をみていたアメリカ兵もいた」という点、また、日本国憲法が要請する戦争放棄(9条)が何を意味するのか、そういう部分をよく考える良い機会になりました。
どうしてもニュース等ではアメリカ・ヨーロッパ等の内容が多く、今回のタリバン抗争にしても、もっぱらアメリカなどからの見方「のみ」から紹介されることが多いのですが、そうではなく、第三者的に何がどうなっているのかを「バイアスをかけずに」みなければ、ということも大切なことなのだな、と思いました(その気はなくても、結果的に日本はアメリカに守られている部分は否定できないので、報道などが意図しなくてもアメリカよりの見方になってしまう点は否定できないし、それは個々人の帰責性は低いが、「何が今世界で起きているのか、両者の言い分は何か」という点を考えるときには、今の(便宜上、現在の2019~2021ごろまで)報道でも十分ではない、と思えるからですね。
採点は下記の0.1のみ減点としましたが、大きな傷ではないので5.0まで切り上げています。
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(減点0.1) 最初に登場する兵士などの「読み方」(カタカナによる読み方)がほぼ全ての兵士で紹介されるのですが、最初は別の字幕表示(著作権等に関するもの)も多く、常識的に読みうる兵士の名前まで全てもらさずカタカナ表記で別表示されるので、序盤のみ情報過多になってしまいます(かつ、交戦シーンになると、誰が誰か見分けることは難しい。もちろん、物語のキーとなる人物はいますが)。
ここは少し工夫があっても良かったのかな…とは思います(序盤で情報量に圧倒されてしまう人はいても仕方がない)。
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