少年の君のレビュー・感想・評価
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感動なんて言葉は使いたくない。
香港/中国映画
一流大学を目指す主人公の少女は
家庭と学校で大きな問題を抱えている。
少女はとにかく泣く、泣いて泣いて泣きまくる。
ある日、少女は街の不良と出会い交流をする。
不良と心触れ合った時、初めて笑顔を見せる。
映し出された風景には誰にも邪魔されない二人の世界。
それも束の間の幸せ、、、。再び少女は泣いて泣いて泣く。
ある事件のあと、二人が表情に見せた信頼感。
この辺りからコチラが泣く、幾度も涙が流れる。
そして物語は意外な方向に進み、意外な結末へと進む。
しかし完全に終わるまでの長尺感は残念。
感動なんて言葉にするほど簡単なものか?
心で感じたものは、それだけじゃない。
その気持ちを引きずりながら映画を終えた。
隣国の映画はここまで来たか、凄いと感じた。
※
刺さる作品
これって実話ベースだったの?
世界がこんなに過酷で救いがない状況を生み出す事実に。。
彼らの純粋な愛に。。
二人のStoryに愛に、笑顔に涙。
涙があふれる。。
途中で本当に何これ!と思った。
見るべき作品。
考えさせられる。
純粋だからこそ、周りに救いの手を差し伸べてくれる人が、
その時にいればよかったのに。。
孤独な2人の行く末は
感動しました。
主人公を演じたチョウ・ドンユィさんが素晴らしい。
相手役の男の子を演じたイー・ヤンチェンシー君も凄かった!
ドキドキ、ヒリヒリする映画でしたが最後がハッピーエンドで良かった。
中国の映画は日本の映画を越えてきてます。
オススメです。
中国もこうなったか。
人民は適当に生きてる感覚だった中国だけど、こうなってるのね。
机の上にどかんと積んである本。どっかのドキュメンタリーで観たとおりで、あれが進学校の普通なんだろうね。
あとは、チンピラの感じも警察の感じも今風でよかった。
女の子の後ろ姿の場面での演技が秀逸。よかったです。
最高以外の言葉がない。
劇場で観終わって茫然としてしまった。帰りみち雨が降っていて、傘をさして閉じる事を忘れるくらい良かった。主人公の陈念がはらはらと涙を流すたびに私も泣いてしまった。
小北の「你保护世界,我保护你」「你往前走,我一定在你后面」の言葉にギュッとなりました。私たちも生きていきましょう。以上!
少年のような君と俺は、同じ世界に生きる。
「ソウルメイト」を観て、この監督は高い頂きを知る演出家・・・そう思いました。
3年後の2019年作品は「少年の君」
2019年(香港/中国)監督:テレク・ツァン
「少年の君」は更に高い頂きへと登った・・そう感じます。
主演のチョウ・ドンユイは出演時30歳近い年齢。
なのに15歳に見えてしまいます(驚き!!)
進学高校の「イジメ」の標的にされる高三の少女チェン・ニェン(チョウ・ドンユイ)
熾烈なイジメに屈しないチェンは、偶然知り合ったストリート・チルドレンの少年・シャオベイ
(イー・ヤンチェンシー)にボデイガードを依頼する。
対価は「シャオベイに借りひとつ」
(たったひと言ノートに書く・・・それだけ)
物語は138分かけて複雑で美しく残酷な「詩・映像・音楽・演技」で、
チェンとシャオベイの「運命だった」というしかない物語を描きます。
あらすじ(ストーリー)を語ることは無意味に思えるのです。
なぜなら「イジメ」を発端にして、
貧困であり、
犯罪であり、
社会であり、
愛であり、
信じるに足ること・・・であり、
社会組織に抗うことで警察権力との闘いが生じて、
(2人は屈服したのかのように見える!)
しかしその結果として、
頑ななまでに少年は、少女を「守ること」
を、貫きます。
チェンを演じるチョウ・ドンユイ。
「13億人の妹」と呼ばれるそうです。
この映画では少女以下の性を感じさせない無臭の硬い果実。
「ソウルメイト」の主役の安生の女臭さとは真逆。
しかし運命に闘いを挑み屈服しない強さを、か細いか弱い姿で表現した。
シャオベイを演じるイー・ヤンチェンシーは、アイドルグループに所属。
不思議な頼もしさと複雑さを感じさせる少年でした。
中国政府に目を付けられない内容の映画ですが、
社会の病巣を暴き出すことに、
違いはないです。
過去鑑賞
ラストシーンにホッと息を吐きました。
序盤だけは良い。
イジメと受験戦争に因果関係ありと言いたげだが、
ホントにそうか?
その論点を匂わしてぼやかしたまま、
有りがちな話を当代一の美少女美少年で端正風に見せるベタで凡庸な一本。
アバンタイトルの話しの方が興味深い、という。
だから序盤だけは良い。
尤もらしいがツマラン。
これは恋愛映画でしよ
いじめをテーマにした社会問題系の映画と思っていた。
でも、観終わって思うのは2人の未来、20年後の幸せを祈る気持ちだった。
いじめられてボロボロの女の子が、偶然助けた不良少年。少しずつ心を繋げていく2人の様子や、だんだん高まる気持ち。2人でいる時の優しい表情など、どれもキュン死にだった。
いじめていた金持ちの美人な女の子は、中身はペラベラでそんな彼女の発言から殺人事件かおきる。
そして少年は女の子を庇い、女の子もまた同じ気持ちで繋がっている。2人の純粋な愛とお互いを思う気持ちに涙が止まらなかった。
心に染みるとてもいい映画だった。
虐げられし人は、如何に生きていくのか‼️❓
虐めの世界は古今東西存在して、永遠に無くならない。
何故なら、虐めの犯人は大多数だから。
子供、学生はゆうに及ばず、社会人でも虐めでの自殺は後をたたない。
でも、本当にリアルに映画にしたものは、何故か少ない。
これはリアルすぎて、目を背けたくなるが、目撃する義務はあると思う。
大多数の人が加害者であることを自覚していただきたい。
香港、台湾、ウクライナ、政情不安であるが、日本の自殺者はこれらを超えるのだ、驚愕。
ああ、わかるだろ、日本はこの映画よりも遥かに悲惨なのだ。
日本が最低の国であることを自覚するために、是非。
青春純愛映画の傑作
とても良かった。
イジメが根底にあるので、とても重い映画だけど、
この2人じゃないといけない、
お互いがお互いの支えになってる関係性が、
暗闇に灯る小さな光となっていた。
後ろから見守ってくれる彼の存在が
どれだけ心強かったか。
しかし!どこの国にも同じようなイジメが存在していて
彼女たちは運命的に巡り合えて助け合えたけど、
実際自分なら何が出来て何をしてあげられたかというのは、これから先の問題でもあるなと思いました。
彼らの、このイジメへの勝利、人生の勝利は
彼女が大学に受かる事と決めて下した決断には
誰もが涙すると思う。
素晴らしい青春純愛映画の誕生であり、
イー・ヤンチェンシー君は最注目俳優かもしれない。
表情の演技が最高だった。
囚人のジレンマ
若さゆえの閉塞感のある世界に心を通わせる異なる環境に身を置くふたり。バイクにまで乗られてしまうとホットロードを思い起こしてしまう。主題はそっちなんだろうな。いじめやスマホが扱われているが、その描き方には深さはあまり感じられぬ。いじめリーダーの非人間的な処世術にゾッとするが、現代版極悪キャラのザ・女子高生かな。
終盤展開が二転三転、少し長く引きづられて蛇足感あり。その上流れる政府広報。
刑事さんに共感できなかったんだよなー
主人公らの置かれていた家庭環境など丁寧に描かれていて好感を持った。
しかし青春とは大昔にさようならをしたので、大人目線で心配しながら少年少女を見守ることになるのだが、その目線をになっている刑事さんに共感できずにモヤモヤしたものが残った。
痛い青春映画
日本が漫画・アニメのつまらない実写版を大量生産してる間に中国映画が凄まじい青春映画を作ってきた。凄いね、韓国映画のノワールものと一緒で、もはや日本は追い付かない。ヒロインは乃木坂の生駒ちゃん似だけど色んな賞をこれで取るのが分かる、文句無し。
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