少年の君のレビュー・感想・評価
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純愛だー
いじめや受験の凄さはさすが中国。
中国や韓国語の受験戦争の激しさは新聞等で読んでたけど、映像で表現されるとその大変さがよく分かる。
誰だって渦中にいたら頑張るしかなくて、多分私だってものすごく勉強してたと思うよ。
でも実際は日本でかなりのんびりした受験競争しか経験してないから、いじめに走る気持ちは分からない。
近所の附属中学の子供達の通学風景を見てると「絶対いじめだ!」と思える時がある。
いじめられてる子はきっととても辛い毎日なんじゃないかって、車で通り過ぎただけの私でも胸が痛む。
映画の中のいじめは凄惨だし、暗い。
でもそれでもこの映画は「純愛」を描いてると思う。
「私は世界を守りたい」「そんな君を守りたい」
「いつも後ろにいてくれる」
胸キュンです。
それにしても主人公の二人、8才もお姉さんには見えないねぇ。
周冬雨の役者根性を見た
よくある不良と優等生の恋愛ストーリーかと思ったら、もっと重いストーリーでした。
壮絶ないじめのシーンもあり、それを体当たりで演技(坊主にもして!)した周冬雨の役者根性を見ました。
心をえぐるような涙が痛くて痛くて、、、つらい。
素晴らしかったです。BEST級でした。
エンドロールでハッと・・・「あ、そっか、そういうテーマが根底にあったんだよな、、、」って思い出したぐらいに、主人公二人の行く末をひたすらにひたすらに案じて止まない2時間強だったのです。ズレた歯車が奏でる哀しみの音に心乱されながら。
本作は「いじめ」が元で人生が狂っていく若者達を背景とし、孤独を持ち寄る男女の切ない物語を紡いでいきます。ですがその二人の物語が予想の斜め上をいってまして、まさかまさかの展開だったのです。衝撃走りましたよ。それは突拍子もない展開でもなんでもなくて、説得力半端ないです。あぁ、そうなっちゃうよな・・・そうだよな、それしか・・・あぁ、、やっぱり・・・。みたいに。この説得力は作本全体にある「現実味」がもたらしているのだと思います。
いじめ問題、学校の人間関係、家庭問題、受験戦争、経済格差、などがこれでもかと描かれています。それもぼかすことなくしっかりと描いています。中国内の顕在化している状況なのだとは思いますが、日本を含めどこにでもあるのでしょうね、ヒリヒリするんです。そんな社会から置いていかれないように食い下がる二人の心が寄り添っていく様が人間の強さのように見えます。一人では潰れちゃいそうだけど、誰か支えてくれる、支える力をくれる誰かがいれば、生きていけるんだと。
この二人の関係性の描き方が素晴らしいんですね。微妙な気持ちの動きを、丁寧に丁寧に映し出します。ちょっとした言葉、ちょっとした行動に二人の心情が伝わってくるのです。あぁ、でもなぁこの出会いって望まれた出会いなのだろうかなぁ?出会ってなくてもいい関係だったりするよなぁ・・なんてことを思いながら見てました。
そんな二人を見事に演じている演者さんあっての作品ですね。とにかく女優チョウ・ドンユイさんが素晴らしすぎます。この方の演技の幅と深さたるや・・・ワールドクラスではないでしょうか?こんなにも画面いっぱいに広がる表情で雄弁に語れる女優さん、なかなかいないのではないでしょうか?
そして結末に向けて、ただただ感情が揺さぶられます。頼む、頼むから彼らに笑顔を!頼むーーー!って願いながらの鑑賞です。辛かったなぁ・・・。もう道路が分かれていくあのシーン、、、たまらんです。そしてラスト・・・あのシーンは、ちょっと解釈分かれるかもしれません。僕は願いたいですね。
余談ですが・・・本作は東野圭吾さん作品からの盗作疑惑があるそうですね。観賞後に知りました。僕は盗作元と言われている作品を見ても読んでもいなかったので、本作の物語は何の影響もなく楽しめました。しかし、知っている方にとっては「冷める」のかもしれませんね。ただ、チョウ・ドンユイさんの演技、、デレク・ツァン監督の演出は見る価値は大いにあると思います。
傑作です。
日本人は好きなドラマだと思う
ふと時間が空いたので観てみた。昨年公開された邦画の『ソワレ』に似ている。「白夜行」的でもある。恋愛というのは柱ではないんだけど、普遍的な愛のドラマだ。いいことなんてなんにもない社会の底辺の若者ふたりが出会って信じあって罪を犯し、それがより強くふたりを結びつけ、そして離れ離れになる。
絵作りはおしゃれである。映画としては話方的にジャンプして進むのが適切だったかどうかわからないけど、後半に入ってからの迫真の演技は(個人的にあんまり好きではないが)これは、魅せる。人が必死な様は問答無用に泣ける。日本人が好きなドラマだ。
しかし中国もイジメ問題が深刻なんだな、と。しかし冒頭と末尾のイジメ問題クレジットは当局からお達しがあったのかな。明らかにそんな話ではない(笑)ので興醒めはするけど、そこは引いてみた。
純愛
なんか観てるうちにポンヌフの恋人を思い出した。ただひたすら相手を思う。その気持ちには打算的な部分が全くない。見返りをもとめない究極の愛。弱いんだよな〜こういうのって。凄く大好き。きっと‥自分が打算的な自己中だからいっそう惹かれちゃうんだろうな。主人公の女の子可愛い。
2つのテーマ
評価が高いので鑑賞。自分で観ると、宣伝やいろいろなレビューで得た印象とは少し異なっていた。
長尺を生かして、テーマを2つ盛り込んでいると思う。
メインテーマの「いじめ」については、今一つだった。
既存の「いじめ」を扱った作品と比べて特筆すべきものがなく、“デジャヴ(既視感)”があった。やりすぎな暴力シーンも出てきて、脚色しすぎだ。
ただ、それがために、チンピラと主人公とのあいだに愛が生まれ、もう1つのテーマへと繋がっていく。
終わりの4分の1は、思わず罪を犯してしまった人間と、それをかばおうとして犠牲になる人間のドラマになる。
むしろ自分は、こちらのテーマの方が見応えがあった。
また、どこまで実際の中国の現実を反映しているか知らないが、世相の描写も興味深かった。
過酷な受験競争のシステムと、高校を出て“大人”という認識。日本でも変わらないが、極端な印象だ。
広大な領土をもちながら、都市の人口は密集し、半グレや違法商売が横行するギスギスした社会。
いたるところに張り巡らされたカメラによる、公安の監視。
映画「薬の神じゃない!」同様、“中国政府礼賛”のエンドロールが出たが、長すぎて呆れてしまった。
冒頭で当局の「公映許可証」が出るが、ここまで当局をヨイショしないと検閲に通らないのか。制作陣も大変だ。
歩いてろ。いつもうしろにいるから。
イジメ問題は、どの国や地域にも存在する。いじめる奴の思考は幼稚で、罪悪感の欠片もないのが始末に負えない。
貧困は、どの国や地域にも存在する。富は富を持っている者に集まり、貧しきはその窮地を抜け出せない。
イジメられる者と、貧しき者が、あるきっかけで出会う。お互いの傷を嘗めあうのではなく、相手を救うために自分の身を惜しげもなく差し出そうとする純真に、心が打たれる。それが犯罪であろうが、相手が救われるのならば、それは、自分も救われることだ、という信念のようなものがある。
イジメの現状の描写と言えば、いまだ30年近くの前の「人間・失格」(と言ってもこちらはドラマだけど)に敵わない。だけど、この映画の二人には、相手のためならどんなことでも、という犠牲心があって、それが画面から熱のように伝わってくる。「七月と安生」のチョウ・ドンユィが、またいい演技を見せている。中国は、このクオリティの映画を軽く作ってしまうような気がして頼もしい。
覚悟はあるか⁉️
いじめは世界中どこでもあるのでしょう。
いつの時代にもこれさからもずっとあり続けるはずです。
人間なんてその程度なんじゃないかな。
結局弱った奴を標的にする。
なくならないのならどうして守るのか?
あの映像から感じられるぐらいの覚悟が無いと守れないのでしょう‼️
覚悟が無い奴なんて信用出来るかよ‼️あの女の子の全身からそれが滲みでてた。
時間を忘れて見いった。
観ごたえのある作品でした!!😁
「少年の君」観て来ました。中華圏でこのようなテーマの映画がOKなんですね!?
少しびっくりしました。
配役が良いですね。主演の女性は、こんなに綺麗に、迫力ある泣ける女優さんを近年思い浮かびません。男性陣はイケメンで、デカ長さんの演技が意味深でした。
もっとドロドロとした、教育問題映画かと思っていたのですが。サスペンス&恋愛ものとは思いませんでした。
綺麗ないじめっ子、チョウ・イエさんが沢尻エリカ的な魅力で次回作が見てみたいです。
自分が高校生。1986年の東京都中野区の中学生が自殺で亡くなった事件で、マスメディア的にいじめが取り上げられた世代としては、何か世界が変れば良いですが。模倣犯が出ない事も祈ります。
ついついパンフレット買ってしまいました。😂
重く、切なく、苦しい
いじめてた方も家庭内で大きな葛藤を抱えていたようだが、その辺りは詳しく描かれていない(想像はつくが…)。そのストレスは弱者に対して攻撃の形で表れ解消されるわけだが、主人公はイジメる側の葛藤辺も分かっていたのだろうと思う。反撃するもしないも負け。執拗なイジメは耐えて大学に受かることでしか逃げられない。
少女と少年は境遇こそ違うが、真の意味で頼れる者が居らず、どちらも今の世界から脱出したいという思いが共通しているのだろうと思う。脱出に最も近いところにいる少女に加担し成功を収めさせることで、少年自身は昇華に近いものを得られるのかな。
恋愛だけでなく、同志の気持ちも強いと思いました。
今年観た映画の中でも上位となる作品! とても良かった!
中国の高校でのいじめがテーマなんだけど、立場が全く異なる男女の恋愛映画という感じで内容はかなり濃い目。
大学の受験戦争の中いじめられるチェンと、イケメンだけどチンピラのシャオベイ二人を軸にしたストーリー。
何の接点も無い二人がある事を切っ掛けに知り合い、チャンがいじめから逃れる為にシャオベイを用心棒にお願いする展開。
お互いに裕福では無い家庭で育ち、その似た環境からなのか次第に二人が引き寄せられる様に進むストーリーといじめのシーンが交互に撮される展開が悩ましい。
二人でバイクに乗る場面。
チャンが少しずつシャオベイに身を任せ、二人の距離が少しずつ縮まって行く感じの見せ方が印象的。
普段、一切笑わないチャンがシャオベイの前では笑顔を見せるのも良いシーンだった。
後半の思わぬ展開はありがちなんだけど胸が苦しくなる。
何が正解なのか?考えさせられる。
刑事がある事件の真相を究明して行くんだけど、彼の行動はポイントが高かった感じ。
バリカンのシーンが泣ける。
警察を追われる中のキスシーンにも泣けた。
ラストのチャンが大人になった姿が観られて本当に良かった。
中国の高校。机の上に沢山の教科書が山積みになってるのには驚きでした( ´∀`)
"ミステリーへの振れ幅が大き過ぎる青春?映画"な映画
誰だよ、これ、青春映画なんて言ったのは⁉︎笑
ほぼ7対3ぐらいの割合でミステリーだったぞ…特に後半なんて、ほぼ火曜サスペンス劇場じゃねえか!笑
映画冒頭に、この作品がきっかけで学校でのイジメが無くなればと、製作者の思いが挿入され、観る側もそういうテーマを持った"青春映画"の構えで見始めるんですが…なんか徐々にサスペンスへの振れ幅が大きくなって…笑
確かに良いシーンもちらほらあったりして、青臭い物語に感動の涙を…なんて思ってたのに…(チェン・ニェンが初めてシャオベイの部屋で過ごす場面とか、めちゃロマンチックでした!)。
本編最後に、中国政府の学校でのいじめ対策や取り組みについての語りが入るんですが、これは蛇足ですね。
教育問題と国際問題とを同列で語ってはいけないのかも知れませんが、隣国や国境の自治政府との間で人権問題がある国としては、説得力に大いに欠けるかなと思いました。
*昨年の韓国映画『はちどり』のような繊細な心理描写に優れた青春映画を期待していたのですが、ちょっと違いましたね。
私と同じような期待をされている方には、この作品はオススメしません…色んな映画賞にノミネートされたり、映画賞を受賞しているので、変に期待値が上がってしまいました。
まさに、一国二制度。
この世界は、どこへ向かっていくのか…。
人権蹂躙国家である中国が、いじめ撲滅や子供の人権保護を叫ぶ!
中国・香港合作とは何だろう?香港の民主化を抑圧しながら、映画は合作するのか?
まさに、一国二制度。これは、まさにプロパガンダ映画だ?
アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネート?そこまで、中国マネーは浸透しているのだろうか?
ウイグル、チベット、香港と、中国の人権蹂躙は続く。こんな、偽善的映画が作られ、普通に上映されているとは、空恐ろしい。
日本では、政治的な問題は、ほぼ無関心だが、これが「いい映画ですね」、「アイドルだけど、いい演技してますね」などという、上滑りな評価では許されない。
映画の世界も、中国マネーにやられるか、聖域を守れるかの瀬戸際だ。
ムーランなどは上映中止になったから、まだ正当な判断は働いている部分があるのだろう。
世界が良い方向へと進んでいってくれることを願う。
まさに受験地獄
レベルの高い進学校でもああいうえげつないイジメあるんだな。いや進学校だからこそライバルを蹴落とすためか。
どれが真実やら嘘なのかミステリーぽい展開には見事に引きずりこまれました。
こんな良い映画なのに私ので観た劇場は1日1回しかないって残念、まだ1週目だよ。
何が驚いたってあの机に山積みされた本やら書類やら何なの?中国の進学校ってあんなん?
孤独な魂の共鳴
受験のことだけを考えて耐えてきた日々。声を殺して泣いていた彼女が、彼の前では声を出して泣けた。一人で必死に闘っていたのだね。行き場のなかった二つの孤独な魂が切なく共鳴する。
涙がとまらない。
これはもう今年のベスト級。
主演の二人の素晴らしさ。
脚本や映像の素晴らしさ。
エンディング曲の素晴らしさ。
一つ一つの印象的なシーンが、あまりに鮮烈に頭にこびりつき、住み着き、離れない。
チェン・ニェンは強い!
素晴らしい作品です。チェン・ニェンのキリッとした表情よかったです。
シャオベイとの出会いは、ビックリしました。二人の絆はすごいです。ラストの表情によく出ていました。
後半少し解りづらいとこありましたが、ラストは納得です。
タイトルが、ちょっと違うかな?
【used to verb/囚人のジレンマ】
日本では、used to verbは、過去〜だった(が、今は違う)というふうに()付きで習うような気がする。
ただ、チェンが示す例文であれば、「失った」と云うニュアンスの方が、意味としては確かに叙情的で良いと思う。
This used to be our playground.
随分前になるが、イジメに関するレポート記事を読んだ時に、セカオワのメンバーは、昔、イジメにあっていて不登校だったと書いてあった。
全員なのか一部なのかは覚えていないが、その他に、芸能人の中には、昔、暴走族だったという人がいて、イジメや教師に対する暴力事件なども起こしているのだが、現在は、その教師とも和解しているというエピソードを披露して、改心・更生感を演出しているが、イジメられていた方は、そう簡単に許すことなどできないのではないのか、なぜなら、重要な何年もの長い年月を奪われたのだからとも書いてあったように思う。
確かに、そうだと思うし、中には、自殺をするケースもあって、この自称過去不良芸能人の方は、運が良かっただけなのかもしれないと考えたりした。
だから、概ね、昔、ワルだったという自慢にもならない自慢話は、周りにいても、マユツバで、話半分未満に聞くようにしている。
この「少年の君」はイジメをモチーフに、大学受験を控えた少女チェンと、不良少年シャオベイの交流と、イジメをきっかけに起きる複数の事件を交えて、人間ドラマとして描かれているが、他に、取り調べの場面でフォーカスがあたる「囚人のジレンマ」の演出が興味深い。
ネタバレになるので詳細は避けるが、大学で習った「囚人のジレンマ」が思い出されるが、かなりの信頼関係と、強い意志がないとジレンマに陥ることは確実だろうなと考えたりした。
イジメについては、自殺に追い込むような状況を作り出すことは、明らかに犯罪であること、更に厳罰は必要だろうなと思う。
最近でいえば、広告代理店D社の女性社員の自殺も、過重労働とは云え、これもイジメのようなものだと思うし、近畿財務局の赤木さんの訴えを無視して、圧力を加え続け自殺にまで追い込んだのは、イジメと何が違うのかと考えたりする。
イジメは学校で生徒の間だけで起こるものではない。
大人でもやっているのだ。呼び方が違うだけだ。
最近もどこぞの映画SNS(Filmarksではない)で、本垢でレビューを書いて、複数のサブ垢で自分自身に共感を上積みして、更に一部のサブ垢で、他のレビュワーに誹謗中傷や攻撃コメントを繰り返していた輩が、実は職業が教師で子供もいると、(たぶん)そのレビュワーを知る人のワンオフのアカウントから暴かれて、自ら退場に追い込まれたのがいたが、個人的には、いろんな意味で、かなり衝撃の出来事だった。
この作品は、一部ではパクリだという酷評をしている人もいるようだけど、僕は、人間ドラマとしても、久々、囚人のジレンマを思い返すきっかけになって興味深かった。
文化の違いかはたまた。
前提として「こんなオチは見たくなかった!」との思いが根底にあるので、
フィルターがかかったレビューとなっていると思います。ご容赦ください。
あと中国ではどのように受容されているかわからないので何とも言えない部分が多々ある。(文化の違いかはたまた。というのはそういう意味です。)
さて、いくつか吐き出したいことがありますが
・テーマがぶれていた(いじめ問題とボーイミーツガール)
・このオチは嫌だった
・思想なのか?
という感じで書きたいと思います。
①テーマのぶれについて
最初と最後に「いじめダメ絶対」的な文章と映像が流れるので、一番書きたいのはそこ。
かと思いきや、貧困と成功、入試絶対主義、少年少女の絆と愛、自己犠牲…みたいにテーマの柱がたくさん出てきてしまっているんですよね。一番伝えたいものが何か分からなかった。
やはり「いじめ問題」だとしたら、それは失敗だったなと思います。
だって最終的にそれを解決したの暴力じゃん。
暴力ではいじめ問題は解決しない!みたいな逆説的な啓蒙がしたいのであればもう少しやり方があったと思います。
ここらへんテーマが少年少女の絆と愛だとしたらしっくりくるんですよね。(でもあのオチは納得できない・・・!)
②このオチは嫌だった
マジでこれ。良い悪いではなくノットフォーミーです。
一人が光を浴びる代わりに、もう一人が罪をすべてを背負って闇を行くみたいな関係性めちゃくちゃ大好きなんですよ。(罪を背負う彼に対する罪悪感を押し殺して生きていく光の住民っていうのも)
なので、いじめ女(サイコパス)の死亡発覚から取調室の「これから知り合いだな」まではマジで最高でした。これがおれの観たかったものなんだ…。
一転、アレですよ。
なんでバラしちゃうかな~~~~~!!!!!!! です。
あの時点でもう気持ちは「すん・・・」となってしまいました。
だって裏切りじゃん!世の中をよくしたいという気持ちどうしたの!彼の覚悟踏みにじってるじゃん!!!! という気持ち。
理解はできるんですよ。あの流れが好きな人もいるでしょう。
でも納得は出来ない!!!
③思想なのか?
これですが、↑で書いた主人公がゲロする場面で
善良な人間を装った警察の彼が、噓をついて、規則に違反して、ゲロさせようとしますよね。
ここに「国家権力の嘘」は正当化される、という思想を感じてしまいました。
日本においては正当化されないこと/許されないこと(フィクションであることはおいといて、証拠として認められないはず)ですが、
かの地では正当化されるのかなーなんて。穿ちすぎですかね。
逆にそういった政権の批判であると捉えることもできるような気もしますが。
とまれ、嘘を貫き通して、それを背負って生きていってほしかったぜ・・・。
中国の受験戦争
全国統一試験の凄さは、良く韓国のものが日本では有名だが、中国もこんな事になっていたとは。スクールカーストの中とヤクザな世界で最悪な日々を過ごす若者二人の邂逅は良かったが、途中の二転三転はどうかと思う。
エンドクレジットでは、実話を元にしたっぽかった。
全132件中、101~120件目を表示