「学校にロッカーないんかいな」少年の君 せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
学校にロッカーないんかいな
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厳しい受験戦争の中、いじめに苦しむニェンがある日不良少年と出会い自分のボディーガードをして貰ううちに惹かれ合う話。
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私は大学受験も高校受験もしてないから「ドラゴン桜」で得た知識しかないので、実際の日本の受験がどれぐらい過酷なのかは分からないけど、中国の学歴社会と厳しい受験戦争がしんどかった。
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この映画冒頭の全員が大量にテキストが積まれた机に向かって勉強をしてる様は異様だったし、「栄光を必ずこの手に掴みます!」って生徒が全員で宣誓するのなんていかにも中国って感じ。
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こういう志望大学に受からなかったらもう今後の人生終わりと切羽詰まった状況の中で親との関係、友達との関係などがこじれて、その先にいじめやニェンとシャオベイの選択があるんだろうな。
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でもこの映画は北京大学に行けず、レールを外れてしまっても大丈夫という救いが最後にある。2人が面会室で微笑み合う時、レールを外れたのに1番暖かい瞬間だった。
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ニェン役の人20代後半なのに全然違和感なかった。すごい童顔。
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