「先入観を持たずに〝映画の部分〟を楽しもう‼️」少年の君 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
先入観を持たずに〝映画の部分〟を楽しもう‼️
サスペンス、ヒューマンドラマ、どちらの要素においても骨太で、主役二人の見た目も演技も表情も感情移入せずにはいられない、見逃したら勿体ない作品でした。
『バッドジーニアス』と比べても違和感のない出来だと思います。
【この映画を楽しむためのポイント】
(めちゃくちゃ私見ですけど)
・軍事力、経済力、資源(レアアースとか)、マーケット(いいの?10億人を超える市場に参入出来なくなっても?)など、持てる力をことごとく威圧的に使うどこかのいじめっ子の親玉みたいな国の話ではなく、ちゃんと法律が機能する法治国家の話であるという前提を持つこと。
特にエンドロール後に説明される法整備の話などを、
胡散臭いなぁ、キレイごとばかり並べてそれって◯◯党礼賛だよね⁉️
などと思ってしまうと、二時間を超える長尺かつ重厚なドラマが台無しになりかねません。
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グレシャムの法則さんのコメント
2021年7月19日
日本の学歴社会においても、いわゆる勝ち組負け組という形での分断構造があるのは事実です。しかし、お隣の大国と決定的に違うのは、勝ち組の人たちが必ずしも体制に与することを強要されるわけではないことです。
グレシャムの法則さんのコメント
2021年7月19日
なんで『バッドジーニアス』と比べるの?と不満の方がいらっしゃったらごめんなさい。でも、あれも中国で起きたカンニング事件がモチーフだったんです。
なので私の中では一見なんの関係もなさそうな科挙とか宦官を生んだ歴史や文化から、どこか逃れられないイビツさに繋がっているような気がしてふたつの作品を並べて見てしまうという背景があります。