「ライオンは不細工」ローグ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ライオンは不細工
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冒頭はライオンを商売にする密猟者の残虐行為と反抗するライオンを描き、エンドクレジットで営利目的のライオン捕獲は恥ずべき行為と監督からのメッセージが出ます。タイトルのRougeはならず者の意味でしょうが登場人物もそれを襲うライオンも、ならず者観が満載。
プロットは密漁集団に誘拐された知事の娘を傭兵チームが奪還する作戦。傭兵チームはリーダーのオハラという女性を入れて7人、なんとか人質を救出するが多勢に無勢で追撃されかってのライオン飼育農場に逃げ込むが生き残っていた雌ライオンに次々に襲われる、追手も迫り絶対絶命。
本当のキラーはメスというセリフがあったがリーダーのオハラにもひっかけているのでしょう。
オハラがタフなことは認めるが、知事の娘以外の人質を救うことに、金にならないと躊躇したりするのでドン引き、人質の少女たちも我がまま御嬢さんの風情で文句タラタラ、脚本は監督と娘さんの共同執筆だとか、女性を辛辣に描く所は娘さんの同性への感性なのでしょうかね。
まあ、中盤は猛獣ホラー映画に近いのだが殺し合う人間共も醜悪なのでどっちもどっち、ハラハラ、ドキドキ感はあるが痛快さや観終わっての爽快感が薄いのが難点でしょう。
襲うライオンはCGだがやや小ぶりだし顔も不細工、おそらくラストの本物親子登場との兼ね合いで中途半端になったのかも、母は強しのフォローは要らなかったでしょうに・・。
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