「面白いとかつまらないとかいう感想すら持てない難解な作品」なんのちゃんの第二次世界大戦 Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いとかつまらないとかいう感想すら持てない難解な作品
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正直なところ、とてもシュールで、全く理解できなかった。
「カメ」や「ボーイスカウト」や「清水正一老人」だけでなく、「平和記念館」自体が、何かのメタファーなのだろうか?
大嘘つき一家と、戦犯一家の争いなど、犬も食わないケンカである。どちらにも正義はないだろう。
「被害者と加害者の境」などはなく、ただ単に2種類の加害者がいるだけではないのか?
“なんのちゃん”は、大方斐紗子演じる老女の“生まれ変わり”かと思ったが、そうでもないらしい。
西山真来が演じる、意識高い系の役は、正しいことを語っているものの、文脈が見当違いだ。
金をたかられるほど、市長が低姿勢なのも解せない。
唯一良かったのは、各々の役のキャラが立っていたこと。
面白いとかつまらないとか、そういう感想すら持てないほど、ぶっ飛んだ難解な作品であった。
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