「私設図書館にほれぼれ」ブックセラーズ デブリさんの映画レビュー(感想・評価)
私設図書館にほれぼれ
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希少本の蒐集・売買をするブックセラーの人たちにたっぷり話を聞いたドキュメンタリー。ブックセラーさんたちの本まみれの店や自宅が素敵でうっとり。
オークションで無茶してしまう心理とか、白人男性が中心の業界であることとか、電子化の波とか、いろんなテーマを横串にしてインタビューしているので飽きない。本を物理的な実体を持つアートとして愛でる人もいれば、特定の題材について書かれた本を読み尽くしたい人もいて、考え方も思ったよりバラエティがある。
雑誌編集者からブックセラーに転身した人が「紙は霊魂の蓄電器だ」って言っていて、なんかいい言葉だと思った。
最後の最後に思わぬ形でデヴィッド・ボウイの名前が登場。ちょうど隣のスクリーンで戦メリを上映していたのでニヤけた。
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