「本好きは1秒も飽きない映画」ブックセラーズ Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
本好きは1秒も飽きない映画
ニューヨークにはかつて400店近い書店があったが、今は80店を切っているらしい。この街の古書店の歴史から、伝説のブックハンターやディーラー、コレクターの話、ネットに圧される現状まで、本好きは1秒も飽きない話題満載。戦後の前衛美術など新しい分野に挑む書店や、ネット登場前のヒップホップの初期の歴史は紙媒体でしか知れないと集め始めた若いコレクターなど新しい動きも分かる。高齢の関係者が将来に悲観的な人が多いなか、若い関係者がまだまだやれると前向きなのが印象的だった。エンドロールの後に面白いエピソードが一つあるので、慌てて出てはいけない。
コメントする