「本を愛する人による 本を愛する人のための映画」ブックセラーズ あささんの映画レビュー(感想・評価)
本を愛する人による 本を愛する人のための映画
本は旅と似ている。本は未知の体験をいくつも与えてくれるアイテム。
ページを捲る前のワクワクする気持ち、
インク、紙の匂い、アートのような背表紙、手触り、紙の本には五感で感じる魅力が詰まっているのだ。
時代が多様化デジタル化し、本や書店、印刷業界などの未来が危ぶまれている。しかし、いつの時代も本をこよなく愛する人々がいて、守り続ける人がいる。この先もずっとなくなることはないーー。
▶︎本をこよなく愛する、生粋の本好きは本作を心から楽しむことができるのではないでしょうか。
私のような“自称本好き”は、本作を心から楽しんで観ることができたか?というと…
正直、眠気との戦いの99分(実際に10分ほど寝落ちした)でした。
気持ち的には、日々 本でひしめく本棚に囲まれて生活したい願望がありますが…
とはいえ、個性豊かで魅力的な、本を愛する人々が次々に登場し、彼、彼女達の発する言葉はユニークかつ、重みがあり新たな発見がある99分。
ディーラー、ブックセラーたちがたくさんの質問に独自のやり方で答えているのは、監督は彼らを映画の構造におけるジャズのソリストと考えるようにしていたとのこと。
劇中もJAZZが流れて、どこか粋でおしゃれ。
気付けば足でリズムを取っていた。改めてジャズ×本ってお洒落♪
寝落ちしたわたしが言うのも何ですが、本好きな人は見るべき作品ではないでしょうか。
コメントする