「健全な日常生活は人を強くする」漁港の肉子ちゃん　eigazukiさんの映画レビュー（感想・評価）

自分の産んだ子ではないが懸命に昔の親友の娘を育てるニクコとの生活を娘のキクリン視点で描き出す日常の物語。ニクコは悪徳ホストたちに騙され借金を負わされ全国を転々とした過去をもつが現在のニクコからは母となった者の強さを感じる。ニクコはドラゴンボールの孫悟空のような自然体の明るい大食漢のキャラクターであるが現在のニクコの強さは漁港での日常生活のくりかえしの中で鍛えられた成果だと思った。日常生活こそが強くなるための一番の修行だと思う。ラストのおめでとうの意味とニクコの表情の変化はよくわからなかった。ニクコの容姿で観客を笑わせようとしているように見える描写は面白くも何ともなかった。マイナス1.0して点数3.0。