劇場公開日 2021年6月11日

  • 予告編を見る

「子供の時、一人で生きていけると思ってた」漁港の肉子ちゃん りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0子供の時、一人で生きていけると思ってた

2022年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

ファンタジー漫画じゃない。
この映画は「似てない母娘の日常と隠された秘密」のストーリー。

肉子ちゃんが働く肉屋の大将が、大変いい名言を言うのでメモの準備をしておいて欲しい。

娘のキクリン曰く「不細工でデブで、おもしろくなくて頭の悪い」肉子ちゃん。
確かに肉子が母親だったら恥ずかしいけど、身近にいて欲しい愛されるキャラクター。

波瀾万丈な人生なのに底抜けに明るい!困難を普通に受け止めて(そこがすごい!)自分の力で生きていくとこがかっこいい。
あとは、人が大好き。人から笑われてもバカにされても気にしない。

肉子ちゃんは「普通が一番!」と言う。
その普通って「ごはん食べて、勉強or仕事して、うんこして、寝る」こと。
小学生キクリンが「そんなんみんなしてるやん」って言ってたけど、普通が出来なくなった時、その普通の大切さを痛感する。

小学生女子ならではの交友問題、気になる男の子との関係など、懐かしかったり、いいなと思ったり。
大人びてる子供が壁にぶち当たって、ひとりではない、ひとりで生きていけないことを知る、素敵な映画でした。

コメントする
りりまる