「実写映画化不可能なアニメーションの力。」漁港の肉子ちゃん 加藤プリンさんの映画レビュー(感想・評価)
実写映画化不可能なアニメーションの力。
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事前情報における、明石家さんま氏と吉本興業のプロデュースに至る 過程は いっさいわからないのですが、
鑑賞した感想としては、とても素晴らしいアニメーション作品であるということ。
肉子氏のキャラクター性と、その描写が一本槍で、一辺倒であることには、少々 辟易する側面もあるものの
この物語と映像の紡ぐ、素晴らしいアニメーション力に驚愕した。
この映画を仮に、実写映画化したら、5分と観ていられないだろう。
設定としては、極て陳腐な シングルマザーものの小説なのだが、
素晴らしいのが、コミカルな映像に紛れて、きっちり 人間が描けていること。そして、
アニメーション以外で、この作品を表現し得ないこと。
それだけで、この映画が素晴らしい作品であるという証明だと感じた。
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