劇場公開日 2021年5月21日

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「むしろ天国かもしれない。」地獄の花園 はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0むしろ天国かもしれない。

2021年6月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

コメディとして笑えなかった。失笑はしましたけど。そもそもストーリーには期待してなかったけど、もっと笑えるもんだと思ってたので残念でした。ヤンキーOL達の社内の派閥争いをガチンコ喧嘩バトルで決めるって発想はいいですけど、始まって10分で映画としてはピークアウトしてしまった。

これ告知の戦法ミスったんじゃなかろうか。トムスンのOLは極秘にして公開してほしかった!何も知らずに遠藤憲一扮する赤城と赤城率いるトムスン三銃士が登場した日には私は映画館で飛び上がって大爆笑したと思う。笑い過ぎて泣いたかもしれない。
公開前にあそこまで出したのだから当然あれより更に凄いヴィジュアルキャラが出てくると思っていたのにオチがなかった。

ただヤンキー達のヴィジュアル自体は好き。異名も面白かった。お気に入りは「下関の虎河豚麻里」字ヅラもいいね。

喧嘩シーンはフニャッフニャのネコパンチの応酬を延々と見せつけられます。キレッキレのアクションなど求めてないですけどお粗末すぎる。逆に笑えるというのが狙いだろうか。コメディと言うならいっそのこと必殺技をデコピンとかおなら砲にしてしまえ!…あ、失礼しました。

ところで実際の女達による派閥争いは子供の頃から始まる訳ですが、腹黒くて陰湿でとてもお見せできるもんではないですよ。むしろこうやって喧嘩で後腐れなく優劣を付けられるならよっぽど清々しいです。

はるたろう