劇場公開日 2021年5月21日

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「ヤンキーマンガのオマージュ満載」地獄の花園 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ヤンキーマンガのオマージュ満載

2021年6月1日
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鑑賞方法:映画館

アメトーークのマンガ大好き芸人で好きなマンガを紹介した際、バカリズムは見事にバイオレンス系のマンガを列挙していた。バカリズム祭というドラマでも本棚には刃牙とかクローズとかが並ぶ。そんなバカリズムが脚本を書いた本作。本人も好きな話を書いたと言っていたし、もう本当にそんなヤンキーマンガ王道の話だった。
ただ、それが企業で働くOLたちの話だってところが笑えるところ。主人公の直子(永野芽郁)が語り部としてこの奇妙な設定を客観視しているところがうまい。これで普通のOL生活とヤンキーの勢力争いが共存する世界観を楽しめるようになった。キャラクターの異名、ケンカの話をしている後での換気扇のスイッチ・分別ゴミの話題…。たしかにバカリズムの好きなヤンキーマンガのオマージュと、OL生活を小バカにした感じがたくさん込められた話だった。
でも、エンケンが出てきたあたりからバカリズムのオリジナル感が色濃く出てきてさらに面白くなった。小池栄子のエピソードも最高だった。
アクションとかはこの際目をつぶった方がいい。いや、コメディの割にがんばっていたと考えるべきなのかもしれない。とにかくこのバカらしさを受け入れられるかどうかが評価の分かれ道。私はめちゃくちゃ楽しんだ。ヤンキーマンガになじみのない女性には若干厳しいかもしれない。

kenshuchu
masamiさんのコメント
2021年6月4日

ken様コメントありがとうございます😊
確かにアリスの漫画の趣味はいかれていますよね。中身は中二男子。楽しかったんでしょうね。
伝わりました。

masami