「永野と広瀬の最強OL物語!」地獄の花園 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
永野と広瀬の最強OL物語!
喧嘩して殴り合って勢力を伸ばして行くという構図は、めくらじを立てるほど人間は嫌いではありません。人間とは一番強くなって頂点に立ちたいという闘争心を、誰しも持っているのかもしれません。良くある話です。過去世においては戦争時代、もしくは戦乱の時代を輪廻転生してきたのですから、なんとなく闘争心を身近に感じます。この映画、ずっと笑えるとばかり思っていたのですが、図らずもの2回ほどホロリときました。ラストのどんでん返しで、喧嘩より愛が勝った時と、OL達の絆の深さでした。それにしても、脚本を書いたバカリズムが、要所要所で出てきますので、彼は出たがりなのでしょうかと笑えました。それから、OLには派閥が本当にあるのかということでしたが、私の拙い体験の中でも、群を組んでぶつかり合うところを、会社の中で見てきていますので、特に違和感がありませんでした。劇場内ではみんな大いに笑っていました。私も釣られて何度も大声で笑ってしまいました。あと、激闘している時のバックの音楽、妙にマッチングしているようで、ワクワク感がとまリませんでした。いずれにしてもキャストは豪華で見ていて飽きません。ただ、一言で言ってしまえば、永野芽郁と広瀬アリスのための最強OL物語というのが相応しく、無心で楽しめるバカリズムの世界と言えるかもしれません。
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