「仕事しろよ」地獄の花園 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
仕事しろよ
観終わって最初に思ったのは「OL、勤務時間中は仕事しろよ」。
全体的に、漫画チック。
ベースに『ろくでなしブルース』『クローズ』などのヤンキー漫画のパターンを敷き、それをOLの世界に置き換え、有名女優に喧嘩に縄張り争いなど、真面目に一所懸命バカなことをさせる手法。
バカリズム企画・脚本らしい、やや妄想のスパイスを加えてある。
漫画でいうと『クロマティ高校』『女の園の星』や、田中圭一作品っぽいギャグマンガ。
ずいぶん、立派で金のかかった特攻服などの美術とキャスティングも含め、笑えて面白いけど、「キワモノ」感が強い。
バカバカしいと一蹴されるか、大笑いするかのどちらかかと。
私は途中まで細かいネタには笑いつつも、ばかばかしさが勝っていたのですが、ラストの蘭(広瀬アリス)にやられたのでOKです。
あと、直子(永野芽郁)の憧れる同僚の男性社員が、森崎ウィンというキャスティングだったので、『本気のしるし』を思い出して少々ハラハラしました。
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