「富の象徴「白」とABBAの曲がピッタリ過ぎて笑」グリード ファストファッション帝国の真実 色彩先生さんの映画レビュー(感想・評価)
富の象徴「白」とABBAの曲がピッタリ過ぎて笑
なんて白が安っぽく見えてしまうの?
白は富や権威、権力の象徴であるが主人公の白すぎる義歯は何かニセモノ、胡散臭さを感じてしまう笑。
ファッション業界と階級社会や格差を皮肉る映画で、バックに流れるABBAのmoney…の曲がピッタリ過ぎるのは映画を観た人ならば感じるのではないかなぁ。
映画の題名「グリード」は強欲!まさに主人公のマグリディそのままである。自身の誕生日祝いをギリシャ・ミコノス島で行う為にやってくるのだが、リッチ感がニセモノにしかみえないのは映画の意図にハマっていた。
2021年の今、ファッション業界の世界的変化をみてみると、この主人公の栄光と転落が納得できる。
1980年代はDCブランドブームで高価できらびやかなファッション黄金時代、1990年代後半から2000年代はファストファッションが業界を走っている。そして、2010年は安価な商品製造には、開発途上国の労働力を利用し衣服の消耗化が加速して問題が山積みである。映画を通して、富と貧困、男性と女性、資本主義の闇など様々考えられた映画であった。また、視覚だけでなく音楽がバッチリハマりすぎてました笑
ABBAの「money、money、money」ってすごい曲‼︎
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