「何かを“育てる”ことの難しさ」ローズメイカー 奇跡のバラ あささんの映画レビュー(感想・評価)
何かを“育てる”ことの難しさ
バラも人も、なんであれ育てるって時間がかかるし根気のいること。
倒産寸前のバラ農家と社会復帰しようとする者たちの再生と成長を描いたヒューマンストーリー。
ストーリー的にはある程度想像できるものの分かりやすくよく出来ていた。
まぁ、雑と言えば雑だけど、100分で纏めるとなるとこんなものなのかな。
親に捨てられ、褒められたこともなかったフレッドが、エヴに才能を見つけてもらい新たな人生を切り開いていく。王道だけど、感動的だよね。
主人公エヴのセリフの中にも素晴らしい言葉が沢山散りばめられていて終始穏やかに鑑賞できた。
それにしても、薔薇をはじめとするもの(花や野菜)を作るのって本当に大変なんだと痛感。今まで何気なく花屋で買っていた薔薇も、本作を通して生産者たちの苦労を知ると大切に扱わないとって思う。いい意味で見る目が変わるというか、私にとっては新たな発見だった。
細かいことは気にしなかったら最高に楽しめる温かいフランス映画です。
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