「夫婦喧嘩物語」ミナリ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
夫婦喧嘩物語
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西部開拓史では無いが見知らぬ地で農業に臨む姿は、ある意味、原点回帰の趣があるところがアメリカでの評価に繋がったのでしょう。
一方、80年代といえば、まだ人種差別も酷かった時代、それでも、この韓国移民の一家は差別どころか地元の人々に優しく受け入れられている点は意外でした。
農業に用水は必須なのに下調べもせずに行き当たりばったり、水道水では割に合わないでしょう。農業を甘く見る夫に不安を感じる妻の気持ちも判らないではないが、のべつ幕なしの夫婦喧嘩にはうんざりでした。
文化の違いと言うこともあるのでしょうが孫に花札を教える祖母というのも頂けませんね。
一家で力を合わせ新天地で成功を掴みとるというシンプルな感動ストーリーでないところがドラマツルギーなのでしょうが、キャラクター設定を含め雑味が多すぎてしっくりきませんでした・・。
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