「走れ!デビッド!」ミナリ momoさんの映画レビュー(感想・評価)
走れ!デビッド!
淡々と静かに家族を描いていて、現実味のある展開で、ドキュメンタリー的なリアルさがある。
家族以外ではポールがなんとも言えない存在感がある。
自分の2人のおばあちゃんどちらともキャラは違うんだけど、おばあちゃんというのは、同居するとちょっとめんどくさいような、でも親が教えてくれないことを教えてくれるような温かい存在だったなと思い出しました。
親とは目線が違うから、子どもの人生に大きな影響を知らず知らずに与えているんだな。
鈴木福くんの小さい頃を思い出すデビッドと、おばあちゃんの関係性の変化がホンワカしてとっても良かった。
心臓の悪いデイビッドが走るのは観ているほうもドキドキすることだけど走りたかったんだよな、彼は。
セリのように逞しくどこででも生きていけるという希望をどん底の中の一縷の望みとして、じんわり余韻が残りました。
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