「移民じゃなくても、誰の心にもある、家族というノスタルジー。」ミナリ クリストファーさんの映画レビュー(感想・評価)
移民じゃなくても、誰の心にもある、家族というノスタルジー。
「移民」が前面に出ちゃうと、日本人には共感しにくいかな?と思っていたけど、裕福じゃない若い夫婦が、必死で立派に子供を育てよう、生活を楽にしようともがく姿って、日本にもあったと思う。
自分の両親のことが思い出されて仕方なかった。
この後、どうなったのかな、と気になる。
どんな形でも、幸せになっていて欲しいと願わざる得ない。
ポールも含めて。
駐車場での口論のシーン、ああいう男女間の認識の差っていうのは本当にある。
成功を掴みかける頃には、一方は見限っていて、成功しそうだからって許せるものではない。
あの場にいるのがいたたまれない。
思ったよりはライトな描写で、起承転結がハッキリしていたので、コンパクトにまとまり過ぎた感はあるけど、分かりやすく、感情移入しやすい。
おばあちゃん、ちょっと怖いくらいの名演だった。
「山の露」懐かしい。
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