「家族の物語」ミナリ 世界のメガネさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の物語
「北の国から」的な展開と、韓国から移住してきたおばあちゃんが巻き起こすヒューマンコメディを期待したら、違っていた。異国の地で身を寄せあって、貧しくも懸命に生きていく家族の生活を淡々と描いていた。上手くいきそうなとこでまたゼロになって、家族で川の字になって寝て、朝を迎えて、また土地を耕す。豊かにはならない。物語として成功しないし、不幸にもならない。ただばあちゃんの蒔いたセリだけが順調に繁殖していた。また生活をしていく、という物語。北の国からに似た音楽が心地良かった。
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