「あまり品性(知性)のよろしくない私にとって、アート系の作風で苦手な映画でした。骨子がわかりやすい映画じゃなきゃ。」テスラ エジソンが恐れた天才 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
あまり品性(知性)のよろしくない私にとって、アート系の作風で苦手な映画でした。骨子がわかりやすい映画じゃなきゃ。
劇場で観た『エジソンズゲーム』が、かなり地味~ぃで退屈な作品で、あまり満足できませんでした。
よくも悪くも、もっとセンセーショナルな展開を期待していたのですが。
なので、こちらはどうかと思い鑑賞してみました。タイトルが煽情的なので期待をして。
なんたって『エジソンが恐れた天才』ですよ!あのエジソンが恐れたテスラの物語ですよ!
私は判官贔屓体質なのでテスラに肩入れしています。
ですが、こちらの作品でも、変人っぷりが際立っている人で感情移入しづらかったです。
発明以外では、もっと素直に感情の起伏を見せる人として描いてくれればわかりやすかったのに。
(ふつーじゃないから天才なのか…)
中盤あたりのパーティー会場でのエジソンとの“攻防?”は面白かったですけれど。
あれをもっと全編にわたって描いてほしかったの。
エジソンを徹底してイヤなヤツ(トーマス・アルバさん、ごめんなさい!)として描いてくれればわかりやすかったのに。
ちなみに、トーマス・アルバって誰?を知ったのは、筋肉少女帯の名曲「機械」なんですね。
「二コラ・テスラ…トーマス・アルバ…フランツ・アントン・メスメル…ウィルヘルム・ライヒ…コナン・ドイル…」ですよね!←わかる人だけわかればいい
要するに何とかと何とかは紙一重ってことですね。
ただ、主役のイーサン・ホークはドハマりのキャスティングだったと思います。
面影がテスラと瓜二つです。
して、あれぇ?どこかで見たことのある人だぞ…と思って調べてみると、なんとあの『マグニフィセント・セブン』のグッドナイト・ロビショーじゃぁないですかぁ!大好きな映画の大好きなキャラクターだよ!
作品自体は狂言回しのアンの語りによって、絵面と台詞にこだわったアートな作風を中心に進んでいました。
やはりアート系の作風が不得意な私にとっては退屈な作品でした。←それってあなたの感想ですよね?
そうだよ!私の素直な感想だよ!
アート系がダメって言ってるわけじゃないの!私みたいなおバカ系な観客は置いてけぼりが苦手だって言ってるの!
映画なんて楽しんで、楽しませてナンボのもんじゃないですか!
哲学的な絵面とか、思わせぶりな台詞なんてクソくらえ(ピー)ですよ!
物語の骨子くらいは下世話なド庶民でも、ストレートにわかる作品にしてほしいの!
ぐっと心掴んで離さない映画にしてほしいの!
せっかく確執系の題材なんだから、そこは徹底して面白く見せてほしかったの!
ちょっとくらいエンタメに振ってくれてもいいじゃない!骨子くらいはわかりやすく作ってほしいじゃない!
なら観るなって?
だって、タイトルがやっぱり煽情的じゃない!あまり品性のよろしくない私は、ころっと騙されるじゃない!
タイトルに騙されるじゃない!
あの『バリゾーゴン』のキャッチコピーみたいに!←それはちょっと言い過ぎ(笑)
何をひとりで怒ってんだよ!
ちょっとクールダウンね。(要するにいつもの閑話休題ってところね)
はい、リセットしました…(早っ!)
もうね、私レベルでは『メガシャーク』シリーズあたりを「ヒャッホー!」とか言いながら、頭バカにして鑑賞するのが相応しいと思いましたね。つくづくと…
なのでアマプラでの次回鑑賞ターゲット作品は、素直に王道の『007/ノー・タイム・トゥー・ダイ』か、ちょっと変化球で『デッドトリガー』を予定に入れておきたいな。
アート系苦手。
十兵衛、頭をよくしてあげて←わかる人だけわかればいい
筋少、ウケました!
その他、諸々、レビュー大変楽しく拝読致しました。
そうですよねぇ。
宣伝やキャッチコピーの煽りと中身に差があり過ぎる作品が
本っ当に増えた気がします。
配給会社は鑑賞後の観客評価よりも、
「興行成績・動員数を稼いでナンボ」なのかもしれませんけど。
楽しみにして劇場へ足を運んだこちらにしてみればたまりませんよね。
個人的には昨年度の
「キャッチコピーと中身にギャップありすぎ大賞」は「イルミナティ」でしたね。
テスラはまだ可愛い方かも?と思えましたw
イイねありがとうございました🙇♂️「エジソンズゲーム」も「テスラ エジソンが恐れた天才」も今となっては頭の中で混同しています。インパクト直球勝負ではないですから両作とも。全ておっしゃるとおりですねぇ。ド共感です。😊いろいろな見方があってイイと思います。映画も配信もお金を出す娯楽、息抜きですから❗️でもこう言う作風もたまにはイイですねぇ「若干事前情報入れとくと」本作も若干気楽な作品です。ただ面倒臭いですよねそんなの!激しく同意です。