「ノルウェー版ユダヤ受難記」ホロコーストの罪人 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
ノルウェー版ユダヤ受難記
大戦中のノルウェーで起きた、ユダヤ人一斉検挙のお話しで、あるユダヤ人一家の視点から平穏な生活が徐々に侵されていくのを非常にリアルかつ丁寧に描いています。一方で、丁寧過ぎてお話の展開が遅く、内容も新味に欠けるので、やや眠けも…。また、一斉検挙に地元ノルウェー人が関わっていたと言う反省がテーマになっている割には、ノルウェー側の状況や葛藤が大して描かれていないので、最後のテロップも取って付けたような印象です。役者では,主人公の嫁さん役のクリスティン・クヤトゥ・ソープが魅力的でした。
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