「面白い。」ザ・ホワイトタイガー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
面白い。
光の国の色濃い闇のお話。
カースト制度がこんな風に未だ残っている事すら
この映画で知った。
アメリカきら帰国した夫婦の目線を通す事で、
いかにカースト制度が遅れて見えるかも分かって
面白かった。
よくラッパーが成り上がるには
ヤクの売人かラップどちらしか選択肢がなかった。
と言うけど、
この場合もカースト制度を越えて、
主従関係め越えて、
檻から逃げ出す方法はあれしかなかったのかと思うと
切なくもある。
途中の奥さんの逆ギレには驚いた。
お前人殺しといて、人を蹴った事咎めるか?
って、そこに誰も突っ込まないのも謎でした。
ラストもカースト制度が適用されてないITの世界で
大金持ちなのかと思いきや、その職業なんだと
少し肩透かしを食らっちゃいました。
捕まったとしても檻から抜け出せた事に誇りを持ってるような気でいたけど、
この後アショクの家族から報復を受けるのではないか?
と気が気でならなかった。
ただ、最初に成り上がった自分を見せて、
染み付いたカースト制度、
従う事が生きる道みたいな主人公が
どうやって成功者に辿り着くのか最後まで分からず
面白い映画でした。
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