プラットフォームのレビュー・感想・評価
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明らかだ!汚い穴の世界へようこそ
本作が新鮮なのは"明らか"だ。重要なのは伝言、メッセージ。問題は何を食うか、上の層の者の食べ残し。生き残りたければ食べろ!皆に食べ物を配ることはできるのか、無事に行き渡るのか?食事たべものが大事な作品にも関わらず、食事中の鑑賞はオススメしない汚い世界。
《目》覚めるとそこは初めて見る、知らない場所。オリジナリティ溢れるSFソリッドシチュエーションスリラーでディストピアを描く本作は、例えば非ハリウッドから出てきたアイデア勝ち密室モノという意味で『CUBE』などと重なる。また、縦という高さを生かしたビジュアル・見せ方は例えば『パラサイト』『スノーピアサー』(位置)といったポン・ジュノ作品も思い出した。掴まれるものがある。
クソまみれの連帯感に、上がるために下りる。醜い人間のエゴが剥き出しになる場所で、人として正しいことはできるのか?そこには運しか介在しないという意味である種平等なのかもしれないが、やはり不条理極まりない世界。運営側の意図が最後まで明確に描かれることなく参加者側に徹している点や、終わり方は好きだった。
今の社会転落したら…
資本主義に警鐘を鳴らす作品
ごった煮
難解すぎる主張。グロくていびつなシチュエーション・スリラー。
【賛否両論チェック】
賛:生き残りがかかった極限の生活の中で、主人公が直面していく人間の浅ましさや醜さに、思わず考えさせられる。
否:グロいシーンがメチャメチャ多いので、苦手な人は絶対に観られない。主張も抽象的すぎて、なんだかよく分からない。ツッコみどころも勿論ありすぎる。
R15+指定なので、グロテスクなシーンはメチャメチャ多いです。まずはその辺で、好き嫌いが分かれるかと思います。
奇妙な塔での生死を賭けた暮らしの中で、それでも清らかな生き方を模索する主人公・ゴラン。そんな彼が、生き残りがかかった人間の醜い部分を目の当たりにしていくうちに、次第にその考え方にどんな変化が生まれていくのか、その辺りにも考えさせられるものがあります。
ただ、如何せん設定も展開もかなりいびつで、当然のようにツッコみどころも多いので、全体を通して描かれるテーマは非常に難解で、正直あまり伝わってきません。持つ者と持たざる者の関係性や、普遍的な“善”というものへの疑問、自発的に行動を起こすことの重要性等々、特筆すべき主張は沢山あるはずなのですが、世界観が特殊すぎて、どれもあまりピンと来ないのが正直なところです。
気安く観られる作品ではありませんが、気になった方は是非。
格差社会
タワーの上階から食べ物が降りてくる。食べ物は上階の住人が食べた残飯で、下の階に行くとそれすらもない。飢えた住人は互いに殺し合い、同居人を食べるしかない。
食べ物が富を表していることはすぐにわかる。上階の住人は必要以上に食べ、下の階の人間など気にもかけない。下の階の住人も、より下の階の住人のことは気にしない。我々の生きる社会も同じである。
しかし、主人公はそれを打開するために戦う。その戦い方には賛否あるだろう。私はあまり納得はいかなかった。
とはいえ、自分が主人公ならどうするか、現実社会ではどうすればいいのかなど考える切っ掛けにはなり、悪くない映画だと思った。友人と見に行って話し合ってもいいかもしれない。
人をナイフで切り食べるシーンなどはR15+に対応するためボカシなど入っていたのは残念。
「ドン・キホーテ」との関連性
映像に圧倒された。がしかしグロい…
薄目で一気に見入って仕舞う垂直世界に救いは必要か🙀
グロい、が深く面白い!
過激な切り口で伝える、人類へのメッセージ
🔪 人 類 獣 性 空 前 見 證 🥩
香港仕様の宣伝文句の字面が、
映画の内容を的確に表現しているような
気がしつつの『プラットフォーム』!
上層から下層へと謎の移動プラットフォームで
運ばれてくる料理(の残飯)、
という絵面はかなりのキャッチーさではあったものの、
特殊設定で持つ者と持たざる者=
社会の縮図をメタファー的に描く先人といえばの
ポン・ジュノ御大の作品とやはり比べてしまうワケで、
その辺イマイチ面白に繋がっていなかったかなと。
特に日本公開版に関しては、
割と重要なショッキングシーンにがっつり
ボカシが入っているという不粋かつ
興醒め感MAXなのもいただけなかったですね〜。
※切れ味バツグン包丁=サムライ・プラスを
駆使するクチャラー全開の爺さんは、
見た目もキャラも良かったと思います👴🏻
なんの目的で?誰が?をやっぱり気にしてしまう
上から降りてくるのは大量の食事、それを上の階層の人間から順番に食べていくという謎の施設に入った男の話。「CUBE」や「SAW」のようなシチュエーションスリラー。
この施設の目的や管理者の正体とか、あまり細かいことは考えちゃいけないんだろうけど、食事が乗ってる台はどうやって上下に動いているんだろう?とか、こんだけ多くの階層を作れる建造物(地下に作ったとしても)できる?とか頭の隅で考えてしまった。
そして問題はこの映画のテーマがここからどうやって出るのか?ではないこと。自分から入った人間もいるし、刑罰として入っている人間もいる。自分が出る時期をわかってる人もいたりして。人間社会の縮図を作ろうとしたのか、人間の本性を描こうとしたからなのか、謎解きのタネ明かしのようなスッキリ感も、騙し合いのスリルみたいなものも著しく欠けていた。
それでもショッキングな映像が結構あるのでそういうのが好きな人はもう少しマシな評価になるかもしれない。個人的には低評価。
どちらかと言うとグロい。
勿体ない!
久々のグロムービー
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