劇場公開日 2021年3月5日

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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実のレビュー・感想・評価

全49件中、1~20件目を表示

4.5渋い名優陣と正統派人間ドラマに浸る

2021年3月11日
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鑑賞方法:映画館

 いぶし銀の名優の共演に期待する気持ちに応えてくれる、見応えのある作品。

 ベトナム戦争の激戦地で献身的な救護活動を行い、ヘリに戻らず地上戦に殉じた空軍の医療兵ピッツェンバーガー(ピッツ)。空軍省の若きエリート官僚ハフマンは、放置されていたピッツへの名誉勲章授与のための調査を、職務上仕方なく始めた。
 彼はベトナム戦争後の生まれで、帰還兵達にとってピッツへの名誉勲章授与がどのような意味と重みを持つか、また長年の請求にも関わらず授与されないのは何故なのかを知らない。ピッツと戦闘を共にした退役軍人との出会いを重ねる中で戦場の残酷さや帰還兵の現状に触れ、彼らに心を寄せてゆくとともに、勲章の意義と授与を阻む冷たい壁の存在を知ることになる。

 5人の名優が演じるピッツの父と帰還兵達の存在感と説得力はこの映画の核で、さすがの一言だ。
 戦乱を生き延びた兵士の多くは戦場の混乱の中で犯したやむを得ない過ちや、生き残ったことへの罪悪感を終生背負う。ベトナム帰還兵の場合、反戦運動が盛んになっていた母国での不当な扱いも、彼らの病んだ心をさらに追い詰めた。
 彼らが30数年背負ってきた苦しみと、それぞれ性格も心の傷への向き合い方も違う彼らをピッツの存在が繋いでいることが、一人一人の語りと回想シーンでの生々しい戦場の描写から伝わってきた。ピッツの勇気と献身が勲章により正当に評価されることが、残された彼らの苦しみを癒す唯一の方法であることも。
 トラウマに苦しみ続ける男の狂気を体現したピーター・フォンダ、古き良きアメリカの父親を静かな威厳をたたえて演じたクリストファー・プラマーにとってはこれが遺作になった。改めて残念だ。

 実話の方の顛末を知らなかったので終盤の解決シークエンスは駆け足な感じがあったが、ことが公になった後の展開は本国では周知の事実だからこれはこれでよいのだろう。

 「The Last Full Measure(最後の全力)」の引用元であるリンカーンのゲティスバーグ演説は、南北戦争において自由と平等の国アメリカに命を捧げた戦没者の魂を受け継いでゆくことを呼びかけている。本作のサイトには、この短いスピーチの全文が英文と日本語訳で掲載されている。
 崇高な理想を掲げた国の政治的決断のひとつが、約100年後に異国での戦争で生み出されるベトナム帰還兵に繋がっていると考えると、皮肉な気分にならなくもない。

 ただ、ピッツが人を助けるという信念を持ち、最後までそれを貫いたことの尊さは「国への忠誠」への懐疑とは分けて考えるべき普遍的なものだ。その美しさは彼に助けられた人、彼に関わった人の心を動かし、ハフマンのようにピッツを知らない世代にも受け継がれてゆく。
 「最後の全力」を尽くして癒されないトラウマを乗り越え当時を語った、老いた帰還兵達の思いもまた尊く、人間の弱さも強さも抱えたその姿にストレートな感動を覚えた。

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ニコ

2.5認められるべき存在

2024年10月15日
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実話に基づく話。
訴えたことが実を結ぶ作品。

ベトナム戦争なのでなじみが薄い。
空軍人が地上に降り、地上戦を
することは隊務規律違反にならないのかな。
それを度外視しても名誉勲章を
受け取るに値する働きなのかもしれない。

そもそも長官の命令指示が
的確だったならこんな悲劇にはならなかった。

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to

3.0戦争映画ではなく、戦後映画、

2024年10月14日
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鑑賞方法:VOD

そのつらさ、重み、しんどさは当事者でしかわからないものがあると思う。
そこを追っていく物語。

かたや、また別に、ピッツをメインにしたずっと当時の戦場のストーリーの映画もあったら、そちらはそちらで興味深く、より入り込めて見られるかな、と。

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けい

4.5スコットハフマンの奥さんにも拍手

2024年10月14日
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鑑賞方法:TV地上波

セバスチャンスタン扮する国防総省職員のスコットハフマンは、30年前の亡くなった空軍落下傘救助隊ピッツェンバーガーの名誉勲章格上げ授与の妥当性 について新証言を調査する様に言われた。

スコットハフマンとしては通常勤務を外され、名誉勲章の調査なんて仕事に回され不本意であっただろう。しかし地獄のベトナム戦線で何があったのかヒアリングしていくうちに絶体絶命の中でピッツェンバーガーの尊い犠牲的救助のお陰で奇跡的に生き残った事に感謝する帰還兵がいた。ベトナム帰還兵にとっては帰国して居所が無いほど撃たれるより辛い事の様だ。ピッツェンバーガーはスコットハフマンの人生観をも変えた。スコットハフマンの奥さんにも拍手だな。戦争の傷跡は限りなく深い。

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重

4.5皆…それぞれに戦争の傷跡が

2024年5月8日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

ベトナム戦争で
兵士の命を救うために
空から降りてきた
彼はそのまま地上に残り
たくさんの兵士を助け
最後はその地で命を落とす
助けられた兵士はそれぞれに
戦争の傷を心に抱き
誰もが
助けられた感謝の想いや
彼を空に戻せなかった悔いる想い
元兵士たちのそれぞれの想い
が映し出される

彼に名誉勲章を
与えて欲しいと声をあげていた
彼が生きていたら後悔の念は
少なかったかもしれないが
亡くなっているので
それぞれに戦争が終わっても
心の傷が消えることはなかった
兵士から慕われ彼こそが
…英雄だと
彼が勲章をもらうことで
元兵士誰もが救われる
彼の両親も
彼が生きていたら…と
思いを馳せる
スタンに腕時計を渡すシーンは
胸が熱くなる
戦争は人生で大きな心の傷を
負いながら生きていく
戦争に行った人達の
心のケアがとても必要で大事なこと
出演している俳優さんたちが
見事な演技なので引き込まれ感が
スゴくて余韻に浸りました

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しろくろぱんだ

4.5もっと話題になってほしい作品

2023年7月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ミリオタかもしれない私には見逃せない作品を公開からかなり経ってやっと観る事ができました
多くのアメリカの実話ベース作品には毎回泣かされてきましたが、今作も泣かされました
正しい事をする事が正解ではあっても、実行するには勇気が必要
それをベトナム戦争ではピッツェンバーガー、彼の名誉のために行動を起こすハフマン
この2人に感動
ラストは実際に従軍された方々の言葉に涙ポロポロ
こういう感動がある度に、日本人とは違うアメリカ人を羨ましく思ったりします
いろんな名優さん達の演技も素晴らしく、もっと話題になってたくさんの方々に観てほしい作品と思います

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小町

4.5重みのあるストーリー

2023年6月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

難しい

名誉勲章授与をめぐる、かなり重厚なストーリーでした。
勲章の重みは、私にはわかりませんが、帰還兵や家族の傷がひしひしと伝わってきて戦争の悲惨さがよくわかる映画でした。

また、名優達がこぞって出演しており、派手さはないものの見応えがあります。

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たけお

4.5もっと話題になってほしい作品

2023年6月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ミリオタかもしれない私には見逃せない作品を公開からかなり経ってやっと観る事ができました
多くのアメリカの実話ベース作品には毎回泣かされてきましたが、今作も泣かされました
正しい事をする事が正解ではあっても、実行するには勇気が必要
それをベトナム戦争ではピッツェンバーガー、彼の名誉のために行動を起こすハフマン、この2人に感動、ラストは実際に従軍された方々の言葉に涙ポロポロ
こういう感動がある度に、日本人とは違うアメリカ人を羨ましく思ったりします
いろんな名優さん達の演技も素晴らしく、もっと話題になってたくさんの方々に観てほしい作品と思います

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小町

4.0触れなければならない過去と触れたくない過去

2023年4月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

ベトナム戦争にまつわる色んな話があるのだなあと感じさせてくれる。
終ってから何年も経っているのに帰還兵の現状のつらさやしんどさが良く伝わってきた。
だから、戦争は駄目とわかっているのに人間は何故やめられないのか?
なぜ、過去の歴史に学べないのか?
改めて感じたし、実話であるならなおさら強く思う。
観た人にそう思わせたらこの映画は成功では?

確かに決死の気持ちでヘリから飛び降り戦った衛生兵の偉大さはようやく認められ感動のラストに繋がっていくが、多くのアメリカ兵やベトナム人、他国の兵隊などが死んでいて、戦争がなければ一人の英雄は生まれなかったけれど多くの人間が死ぬこともなかったと思う。
俳優陣の演技が素晴らしかったので余計に思った。

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♪エルトン シン

3.0ヒロイズムも悲惨さも心境変化も謎解きも

2022年10月11日
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いい映画ではあるけども少しずつ中途半端
あと、邦題頑張った方がいいよ。これは売れん

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マルボロマン

3.5ある意味羨ましい愛国映画

2022年10月3日
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鑑賞方法:VOD

大御所さんらの演技はやっぱりいいですね。
作品は実話ベースということですので
そういう感じになりますわね。

戦争の可否は別として
戦争の色んな面を表現できる土壌のある米国は裏です。
我が国でこんなの作ったら、って
そもそも作れないでしょうね。
硫黄島からの手紙、だって向こうの映画だもんね。
恥ずかしいよね日本人としては。

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けはえ

3.5ベトナム戦争の隠された英雄の秘話。

2022年7月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

2019年(アメリカ)監督:トッド・ロビンソン
ラストまで観て、後味は良かったです。
ベトナム戦争の秘話(実話)で、戦死しても地獄、生き残っても地獄。
戦争の悲惨さを深く感じる作品でした。

1966年。米空軍兵で落下傘救助隊のウィリアム・H・ピッツェンバーガーは、
奇襲を受けて孤立した陸軍中隊の救助に向かう。
しかし激戦で降下出来ず、ただ一人地上に降りて救助活動をして多くの命を救う。
しかしピッツェンバーガーは、敵の銃弾に倒れ帰らぬ人となる。

それから30年以上も請願されてきたピッツェンバーガーへの名誉勲章授与の再調査を、
空軍省のハフマン(セバスチャン・スタン)は命じられる。

正直言って、筋が分かりづらいです。
ピッツェンバーガーと交流を持つ兵士役にエド・ハリス、サミュエル・L・ジャクソン、
ピーター・フォンダ、ウィリアム・ハートなどなど懐かしい顔ぶれが・・・
助かった彼らが一様にPTSDやら、世捨て人やら、介護ボランティアやら、
ベトナムに残って引きこもりやら・・・
まともな人間は一人もいない。
いかにその戦いが過酷だったかを物語っています。
そしてなぜ長年請願が却下されてたのか?
その核心にハフマンは辿り着くのです。

軍が知られたくない不都合な真実。
政府高官の保身。
ハフマンの身にも、出世を阻む横やりが・・・

ラストは常套的な感動テイストに盛り上げて、いかにもアメリカ映画らしいご都合主義で
終わります。
でもいいじゃないですか?
ピッツェンバーガーという献身的な兵士がいて、愚かしいベトナム戦争で、
若い命を散らして、・・・
それも自ら志願して散ったのですから、
この映画のラストで全て帳消しになるなら、ね!!
(現実はこの映画のように、チャンチャンと手を打って、
終わりませんけどね!!)

父親役でクリストファー・プラマー。
ピーター・フォンダの優しい笑顔。
御二方のご冥福をお祈りします。

ラスト・フルメジャーとは最後まで全力を尽くすこと。
(結局はアメリカ軍の宣伝映画かい?)

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琥珀糖

2.5アメリカ人の為の映画☆★☆★

2022年5月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦争物はアメリカ人の愛国心を駆り立てる為の物だと思っている。

やっぱり戦争を映画で美化してはいけないと思う。

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April

3.5戦争の傷跡・・・と誇り

2022年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ベトナム戦争に係る名誉勲章を巡る騒動を描く物語。

実話を基にした映画のようですね。
ベトナム戦争で危険を顧みずに戦場に残り、命を落とした衛生兵。名誉勲章授与の申請がされるも何故か授与されず30年以上放置されてしまいます。
30年を経ても授与活動を続ける戦友を、当初は渋々対応していたた主人公。しかし、退役軍人達の気持ちに触れ、政治生命をかけて挑むこととなります。

作品の肝は、主人公と退役軍人達との邂逅でしょうか?名誉と恐怖と悔恨と・・・そして感謝。それらの気持ちを主人公にぶつける退役軍人達。名誉勲章の行く末以上に、彼等の言葉に主人公が心を動かしている様子が、この作品のテーマになっているように思えます。
ただ、その邂逅シーンは、少し抽象的に分かり難いのが難点。また、アメリカ人の軍人に対する尊敬の念は、現代の日本人には実感し難いのも難点でしょうか?
勿論、災害派遣等で奮闘する自衛隊員に対して、日本人も大きな感謝をしているとは思いますが、アメリカ人のそれとは少し違いように思いますね。

また「何故か授与されず」の「何故」の部分のフューチャーに不足を感じてしまい、その点でも高い評価を付けるのが難しく感じてしまいました。

それでも、人間ドラマとして観るべきものもあり、私的評価は標準にしました。

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よし

3.5ベトナム戦争から30年・・・

2021年12月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ベトナム戦争での戦功で名誉勲章を30年間、申請し続けている人がいた。
ペンタゴンの係官が調べ、なぜ埋もれてしまったかを明らかにする。
豪華な出演者(クリストファー・プラマー、ウィリアム・ハート、エド・ハリス、サミュエル・L・ジャクソン、ピーター・フォンダなど)で、重厚さを出している。

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いやよセブン

4.0映画ラスト・フル・メジャーは許しと癒しの映画なのです。

2021年10月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

この映画は戦争で傷ついた兵士の癒しと許しの映画だと思う。
戦争は残酷だ戦えば双方が傷つく、傷は体にも心にも残ります。

ベトナム戦争が終わって25年たっても兵士は苦しんでいるのです、
彼らの苦しみを癒し、名誉を回復する必要があるのです。

それが1999年の名誉勲章なのです。
ではなぜ2021年の今このような映画が作られたのか。

それはアメリカが今も戦っているからです。イランやアフガンで。
アフガン帰還兵の自殺率やPTSDの発症率はベトナム戦争のときの数倍に上ります。

彼らは今この時も現実に苦しんでいます。だから彼らの勇気を讃え癒す必要があるのです。
それが今このような映画が作られた目的だと思うのです。

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グリンリーフ

4.5戦争映画だけど泣けました。

2021年9月23日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

ベトナム戦争での
事実を元にした話らしいです。
どこまで事実かわかりませんが
構成が良くて
良く出来た映画です。
キャストもなかなか豪華です。
最後の方は泣けましたね。
戦争の爪痕に苦しんでる方は
死ぬまで癒えないんと感じさせられます。
そんな傷を少し癒されるであろう
そんな話でした。

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T-KAZU

4.0最後は胸が熱くなりました

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

苦手な戦争映画なので積極的に鑑賞するつもりはなかったのですが、インスタ仲間さんの感想が素晴らしく、鑑賞してきました。

僕が戦争映画を積極的に鑑賞しないのは、何とも救いようのない悲しさに捕らわれてしまうからです。

総じて戦争映画は「国家の行う戦争」に「個々人の人生」が関与することによって、家族や大切な人までも巻き込んでしまうという救いようのない題材になることが多く、できる限り避けているのですが、扱うテーマに直視できない自分の未熟さの反映なのかもしれません。

ベトナム戦争で自らを犠牲にしてでも仲間を助けながら戦死した方が、30年以上も名誉勲章が却下され続けたのか。
勲章を捧げるための再調査を命じられた、社会派的な視線で進行します。

最後は胸が熱くなりました。
とても感動的な仕上がりの素晴らしいです。

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まさ

4.0風化させてはならない‼️❓正義は叶えられるべきなのだ❓‼️

2021年8月10日
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関係ないけど、財務省の森友問題を思い出した。
そして、最近では、五輪のために原爆被害者関係者を蔑ろにする総理を思い出した。
この国には、正義は無いらしい。
コロナ対策にしても不公平と無意味な政策で、人為的被害が甚大です。
せめて、自分だけは正義を貫きたい、この映画を観て、思いました。
この映画は実話の物語だそうです。
アメリカに出来て、日本人に出来ないことはない、はずです。
正義を知りたい人は、是非。

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アサシン5

4.5【ベトナム戦争時、”最後の全力を尽くして”60人以上の兵士を救った米空軍救助隊員の尊き行いは30年経っても色褪せない。ベトナム戦争は未だ終わっていない事実を観る側に伝える強烈な反戦映画でもある。】

2021年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

幸せ

◆今作が遺作となってしまったピーター・フォンダ、そしてクリストファー・プラナー氏に弔意を表します。

ー 今や米国でも忘れ去られた感のある、近代米国の汚点であるベトナム戦争時、身命を賭し多くの仲間を救ったピッツェンバーガー米空軍落下傘救助隊員の行いに対し、彼に命を救われながら心に傷を負う男達が32年もの長きに亘り、名誉勲章授与を求めていた。
 だが、何故かその要求は却下され続けていた。
 ペンタゴン官僚の上昇志向の強いハフマン(セバスチャン・スタン)は、気乗りしないまま調査に乗り出すが・・。ー

■今作の素晴らしき点
 1.ハフマンが、”アビリーン作戦”で、ピッツェンバーガーに命を救われた男達に、調査をしていく過程と、ベトナム戦争で懸命に闘った男達が抱える様々なトラウマ、後悔、ピッツェンバーガーに対する申し訳なさに30年以上も苛まれている男たちの姿が、観ている側に色々な事を訴えかけてくる。そして、ハフマン自身の態度も徐々に変わって行く過程が、哀切に、鮮やかに描かれている点。

 2.ハフマンが接した”アビリーン作戦”に関わった男達
  1)タリー(ウィリアム・ハート)・・ピッツェンバーガーの同僚で、死を意味する”アビリーン作戦”真っ最中、地面に下りなかった事、ピッツェンバーガーに対する敬意の元、名誉勲章授与を求め続ける。

  2)タコダ(サミュエル・L・ジャクソン)・・”アビリーン作戦”時、ある過ちを犯した事に長年、苛まれている。

  3)レイ(エド・ハリス)・・ピッツェンバーガーに助けられ、彼の恋人への手紙を託されるが、自分だけ生き残ってしまった・・、と言う想いがあり、手紙を渡せていない。

  4)ジミー(ピーター・フォンダ)・・PTSDに悩まされ、戦後昼夜逆転の生活を続けている。

  5)ケッパー(ジョン・サヴェージ)・・”アビリーン作戦”時、岩陰でピッツェンバーガーの崇高な行為を涙を流しながら見ていた。

 をハフマンが訪れ、当時何があったのか、何故彼らは32年もの長きに亘り、ピッツェンバーガーへの名誉勲章授与を求め続ける理由を理解していく過程の描き方。
 ー ベトナム戦争は、未だ彼らの中では終わっていない事を実感するハフマンの姿、表情の変化。又、ピーター・フォンダ、ウィリアム・ハート、サミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリスという滔滔たるメンバーの演技にも魅入られる。ー

 3.ピッツェンバーガーの老いた両親(クリストファー・プラマー&ダイアン・ラッド)の現代パートでの存在、亡き息子に対する言葉も効果的である。

 4.”アビリーン作戦”の熾烈な戦闘シーン。
  飛び交う弾丸、ロケット弾の雨霰。激烈な緊張感である。
 ー そんな中、ピッツェンバーガーは傷ついた戦士達を励まし、手当てし、無事に故郷へ送り返していたのである。ー

 5.ハフマンが調査を進める中、ペンタゴンの一部の腐った組織が行っていた事。ハフマンの調査を妨害しようと”出世に関わるぞ・・”と脅すスタントン。
 ー だが、それに屈せずに自らの出世を棒に振ってでも、真実に近づこうとするハフマンの姿。
   そんな彼の姿を見て、ハフマンに対する態度を改めていく”アビリーン作戦”に関わった男達の姿。物凄く、涙腺を刺激される。ー

 ◆ラストのシーンは、涙無しでは観られない・・。
 そして、レイが漸くピッツェンバーガーの恋人だった女性に渡せた手紙。書かれていた事・・。

<今作は、表面上はベトナム戦争の英雄に名誉勲章を授与させるために奮闘する男達の姿を描いている。
 が、実は”ベトナム戦争”は未だ終わっていない・・、戦争を起こすと数十年もの長きに亘り、苦しみ、足掻く人々が多数いるのだ!という事を観る側に伝える強烈な反戦映画である。
 【戦争は、いかなる大義があろうとも絶対に行ってはいけない】
 という事を改めて認識した作品>

<2021年5月23日 刈谷日劇にて鑑賞>

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