「人間の愛に共鳴する機械のオーガズムを表現する映像は・・・・」恋する遊園地 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
人間の愛に共鳴する機械のオーガズムを表現する映像は・・・・
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昔、「母原病」という本が売れました。
母親の過干渉による子供の神経症だったような気がしますが、ジャンヌの場合は性的に奔放な母親に対する反動が原因なのかなと思いました。価値観が違い、なにかと気が合わない母娘。ただ、血は争えないなと思ったのは、感情の起伏が激しいところ。母親役のエマニュエル・ベルコは何度か見た気がしましたが、「バハールの涙」ぐらいしか共通する映画はありませんでした。もしかしたら、小学校の同級生の萩原くん(かっちん)の色っぽいお母さん(スナックのママ)が似ていたので、アタシの潜在意識を呼び覚ましたのかもしれません。
ノエミ・メルラン出演映画は4作品目でした。
遊園地の遊具に恋する描写はいったいどんなものなのか?予告編ではなんだか手術室のライトのような感じでした。電動遊具の光に照らされて、一人で裸になって「にょもにょも」するのかなぁぐらいは想像できましたが・・・JUMBOの流す黒い液体にまみれる妖艶な美しい姿態に酔いしれました。ノエミ・メルランの脇毛やうぶ毛まではっきり見えました。感謝感謝。燃える女の肖像も良かったですが、こんなにも倒錯した愛情を表現するノエミ・メルランにヤラれてしまいました。
最後はトントン拍子にエンディングに向かってしまい、ちょっと拍子抜けでした。JUMBOが超重綱ロボットに変身して, 地元の不良どもにお仕置きするのかなと思ったんですけどねぇ。
ともかく、この映画に恋したのは一観客であるアタシであることは間違いないのでありました。
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