劇場公開日 2022年1月14日

「まさにシリーズ最高傑作!古沢良太の脚本力はもっと褒められるべき」コンフィデンスマンJP 英雄編 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0まさにシリーズ最高傑作!古沢良太の脚本力はもっと褒められるべき

2022年2月7日
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鑑賞方法:映画館

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謳い文句に恥じない、シリーズ最高傑作!積み上げてきた自負と裏切らないどんでん返しに痺れる…。完全に油断してたけど、これは凄い。見事な1本。

「もっと古沢良太さんは評価されるべき」なんてツイートをチラッと観たことがある。その通りだと思う。脚本家の地位ってホントに低いんだとか。ドラマ『ゆるキャン△』などを執筆した北川亜矢子さんも言ってた。それくらい大事なピースだし、必要不可欠。彼が居ないとなし得ない脚本だった思う。ジェシーもスタアも役の中で生きているんだし、映画という2時間にエンタテインメントを放り込みながら魅せてくれる。彼あっての今シリーズであり、毎度裏切らないのだから凄い。今回は特に圧巻だった。

「ダマし合い」のコンテンツであるのは百も承知であり、こちら側もそれを知っている。だからそのつもりで観る。でも騙されるのである。凌駕してくるから素晴らしいし、コンゲームの最高峰をいつだって超えてくる。今回はバトル・ロワイアルってこともあり、何処から動いているのか、いつも以上に睨む。だけどやっぱり騙される。その先にドラマも据える。よって、無駄が何一つない。あの人の無駄遣いならあるけど。笑

長澤まさみもイキイキしているけど、結局はダー子なのである。色が落ちてないし、彼女の変化を存分に楽しめる。にしても今回は生田絵梨花も抜群に良かった。華を添える存在でもあるけど、主張が強すぎてもいけない…その中でのバランスが絶妙。抜群のスタイルも触れない辺りとか、こちとら驚きよ。笑

色々言われてる本作だけど、結局は作品が素晴らしいから望む声が出るのは必然。序盤に出てきた「最後」のフレーズはとうに払拭された。またダー子に騙されたいぞっ!

たいよーさん。