劇場公開日 2022年1月14日

「お約束を知らないで観たため?面白さがわからず」コンフィデンスマンJP 英雄編 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0お約束を知らないで観たため?面白さがわからず

2022年1月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

テレビドラマの映画化は、お約束を知っている人が観るもの、私のようなテレビを全く見ない者が観ても面白くないのは当たり前なんだけど。しかし「きのう何食べた?」が意外に面白かったので鑑賞。でもやはり、面白さがさっぱりわからず、しかもコメディーに寄せようとして過剰なことをしているのが透けて見える。長澤まさみはテレビでもああいう滑り台で遊ぶはっちゃけた役柄なのだろうが、見ていて辛かったな。

その長澤まさみや小日向文世は去年の「マスカレードナイト」で見たことが有ったけれど、3人目の主役、東出昌大の演技を見るのは初めて。で、観ていて途中で感じたのだが、彼だけ極端に演技がひどくないか?なんか一人だけ下手に見える。それとも、ボクちゃんというのはテレビでもああいうセリフ感情過剰込めかつ棒読み気味で動作は大げさな役ドコロなのか?これもコメディーに寄せる演出?イロイロ有ってもオファーが来るほど売れっ子らしいので演技下手ではなく、そういう役なのかなぁ。でも、なんか一人だけ違うことしていたような気がする。ま、それはおいといても演者は豪華。私でも知っている俳優女優が多数。こんなちょい役で出て良いの?という人も。インターポールの警官役は俳優がちょっと稚すぎる気がして違和感があったものの、脇にソフトバンク息子を従えてるじゃないか。焼きそば売るだけの広末涼子や一瞬出てくる高島兄も。

知っている出演者が多数の他に、ストーリーにどんでん返しが有ったのが私には救い。全く予想してなかったので、あららとは思ったけれど、でもテレビドラマを見ている人にとっては、これは反対にお約束だったのかも。しかし、うわぁ見事に騙されてしまったという、コンゲームを扱った昔の映画「スティング」のような爽快感は無し。完全にひっくり返したはずなのになんでだろう。映画全体がなにかつまらんコメディもどきに思える。結論、元々のを見てなきゃ、そのドラマの映画化は置いてかれてつまらないだけの場合が多い。しかし、映画が悪いというより、観て面白くなかったとわざわざ記述する方が悪い、ハハ。豪華な出演者で星1つオマケ。

熱帯雨林