「心地よい疑心に包まれ、あれこれと考えを巡らせる至高の2時間。」コンフィデンスマンJP 英雄編 きんぴらさんの映画レビュー(感想・評価)
心地よい疑心に包まれ、あれこれと考えを巡らせる至高の2時間。
最高でした。
このシリーズはコンフィデンスマンのタイトル通り、視聴者を騙して騙して騙しまくる。
今回の作品も例に漏れず、圧倒的スケールの嘘と純朴な真実で脳を掻き乱される。私は今回も見事に騙されてしまった。
キャストの演技もさることながら、この構成を考えている脚本の方はとんでもないな、と喉を鳴らす。
キーになるはずの画面がちらほらと出され、そのシーンでは「あ、これ何かあるな」なんて思っていても、話が濃すぎてそんな疑問は気がつけば脳の片隅にすら残っていない。悔しい。
それでいて驚きだけでなく、涙あり、笑いありの特盛作品だ。今回は特に笑いの要素が強かった気がする。これまでのコンフィデンスマンJPの映画作品の中で最も笑った。
恋人、家族、友人。そしてソロ。どんな形でも楽しめる作品だと感じている。まだ2022年始まったばかりだけれど、一番お勧めしたい作品だ。
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