「【二転三転四回転半する古沢良太の脚本良し、メイントリオのキャラ立ち良し。新キャラも多数出演し、良い味出してます。(エエッ、あの人も!)邦画が誇るコンゲームシリーズは健在です。】」コンフィデンスマンJP 英雄編 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【二転三転四回転半する古沢良太の脚本良し、メイントリオのキャラ立ち良し。新キャラも多数出演し、良い味出してます。(エエッ、あの人も!)邦画が誇るコンゲームシリーズは健在です。】
ー コンゲーム映画の秀作は、「スティング」は別格として、脚本家と観る側の頭脳戦だと思っている。過去2作のこのシリーズの映画はとても面白く、
”これだけ、捻りを入れてくる脚本を書く古沢良太って、どんな頭脳を持っているのか!”
と驚いたモノである。-
◆感想
・今作の舞台はマルタ島である。いつものように、お茶らけたダー子の発案で始まったダー子、ボクちゃん、リチャードのお宝獲得競争のためである。
・スペイン人の元マフィア、ジェラール(城田優:スマナイ・・。気が付かなかった・・。彫りが深すぎです・・。)が保有するギリシャ彫刻"踊るヴィーナス”獲得戦の始まりである・・、が物語はいつものように時系列を行ったり来たりしながら進む。
- コンゲーム映画の醍醐味である。-
・少し、残念だったのはインターポールの腕利き捜査官マルセル真梨邑(瀬戸康史:外国語、頑張ってました。)が、偽物感がバリバリで、何となく先が読めてしまったところかなあ・・。
・けれど、古沢良太の脚本は、それ以上に捻りと伏線を張って来るのである。
- スンゴイ美女の観光客(真木よう子)、三代目ツチノコ(角野卓三)とコンフィデンスマン達との過去。前作までの出演者達の、巧い使い方(特にコックリ:関水渚)。
まさか、赤星(江口洋介)まで、巻き込むとはなあ・・。
けれど、あの人、騙される事を完全に楽しんでいるよね。-
・ビックリの人々
・丹波(松重豊)・・”タンバリン”って・・。
・アメリカの有名な”全然話さない筋肉隆々”メークアップアーティスト(山田孝之)
- 個人的に、可なり笑ったなあ・・。-
<ジェシーが居ないのは寂しかったが、このシリーズでは彼はどこかで活躍しているそうである。
嬉しき哉。
新たなキャラクターも多数登場し、このシリーズはマダマダ続くんだよね。楽しみだなあ・・。
あと、この映画も客電が灯るまでは、席を立たない方が良いですよ。
- 以下、エンドロールを観た後の独り言である。 ー
・真木よう子さんにハイキックされるのは嫌だなあ・・。痛そうだなあ・・。
・それにしても、ホウさん(生瀬勝久)何回、騙されるのかなあ・・。>